銀行振込

Shopify(ショッピファイ)では、さまざまな決済手段を導入することが可能です。

インターネットショッピングの場合は、クレジットカードでの決済がメインになると思っているショップオーナーも多いでしょう。実際に、海外ではインターネットショッピングの場合、クレジットカードで決済を行う人が多い国もあります。

しかし、日本の場合はクレジットカードでの決済がいまだに主流ではないことや、個人情報が流出してしまうことに恐怖感を覚えている人も多く、インターネットショッピングであってもクレジットカードではなく「銀行振り込み」や「コンビニ決済」で支払いを行う人も多いです。そのため、日本でオンラインショップを運営する場合はクレジットカード決済のみではなく、銀行振り込みやコンビニ決済での決済ができるようにすると良いでしょう。

そこで、今回はShopifyで銀行振り込み、コンビニ決済を導入する方法と、そのメリットについて解説します。ShopifyならITに強くない人でも簡単に銀行振り込みやコンビニ決済という決済手段を導入することができるため、機会損失をなくすためにもShopifyに銀行振り込みやコンビニ決済を導入するのはおすすめです。

Shopify(ショッピファイ)で銀行振込・コンビニ決済を導入するメリット

Shopify(ショッピファイ)で銀行振込・コンビニ決済を導入するメリットがわからなかったり、導入する手間を考えると銀行振込・コンビニ決済を導入できないと思っているショップオーナーも多いでしょう。しかし、Shopifyで銀行振込・コンビニ決済を導入するメリットはたくさんあり、そのメリットは導入する手間よりも大きいことがほとんどです。

Shopifyで銀行振込・コンビニ決済を導入するメリットには、次のようなものがあります。

メリット
  • クレジットカードがない人でも購入できる
  • 購入ハードルを下げられる
  • 代金未回収のリスクを減らせる
  • リアルタイムでの入金確認できる

ここでは、上記の4つのメリットをさらに詳しく紹介していきます。今後Shopifyで銀行振込・コンビニ決済を導入したいと思っている人や、Shopifyでの銀行振込・コンビニ決済の導入に踏み切れないと思っているショップオーナーさんは参考にしてください。

クレジットカードがない人でも購入できる

日本では、いまだに4割ほどの人が買い物の際に現金を利用しています。また、クレジットカードに対して不安を持っていてクレジットカードそのものを持っていない人も多いです。

このような人の場合、インターネットショッピングをする際にもクレジットカードでの決済ができないため、欲しいものがあっても商品を購入できないこともあります。しかし、このような人でもショップが銀行振り込みやコンビニ決済での決済を導入することで、安心してショッピングを楽しむことが可能です。

また、未成年の人が対象のお店の場合は、利用者が未成年であることからクレジットカード決済の割合が大きく低下します。そのため、未成年を対象に商品の販売を行うショップの場合は、必ず銀行振り込みやコンビニ決済での決済ができるようにしましょう。

購入ハードルを下げられる

Shopifyで銀行振込・コンビニ決済を導入することで、利用者の購入のハードルを下げることができます。一般的に決済手段が多ければ多いほど、多くの利用者がそのショップで買い物ができるようになる傾向があります。そのため、クレジットカード決済のみではなく、銀行振り込みやコンビニ決済でも買い物ができるようにすると良いでしょう。

特に、インターネット販売の場合は、いかに利用者の購入のためのハードルを下げることができるかが鍵になります。そのため、多くの決済手段に対応して利用者の離脱ポイントを減らすことが必要です。

代金未回収のリスクを減らせる

Shopifyで銀行振込・コンビニ決済を導入することで、利用者から代金を回収できないリスクを回避することができます。銀行振り込みやコンビニ決済の場合、利用者から決済したことを確認してからショップオーナーは商品を発送することになるからです。

一方で、クレジットカード決済の場合は購入したらすぐに商品を発送することが必要です。そのため、クレジットカード決済の場合は、最終的に利用者がクレジットカード会社に料金を払わないで、最悪お店にお金が振り込まれないという可能性もあります。

このようなリスクを回避する目的でも、銀行振り込みやコンビニ決済のように決済を確認してから商品を発送すれば良い決済手段を導入しても良いでしょう。

リアルタイムでの入金確認できる

Shopifyで銀行振込・コンビニ決済を導入するメリットの一つに、リアルタイムで入金を確認することができるというものがあります。

大きなお店の場合は、入金と商品の発送にタイムラグがあっても資金繰りに困ることは多くありません。しかし、小さいお店の場合は、資金繰りの問題で入金と発送のタイムラグをなるべく少なくした方が経営が楽になる傾向にあります。

そのため、小さいお店のショップオーナーさんは、月末締めの翌月末の支払いが一般的なクレジットカード決済よりも、リアルタイムで入金を確認することができる銀行振り込みやコンビニ決済を導入した方が良いでしょう。

Shopify(ショッピファイ)で銀行振り込み・コンビニ決済を設定する方法

Shopify(ショッピファイ)で銀行振り込み・コンビニ決済を導入する際には、Shopifyのみではなく連携している決済代行業者と契約をする必要があります。決済代行業者とは、決済をショップオーナーに代わって行ってくれる業者のことです。

銀行振り込みの場合は、ショップオーナーの口座に入金をしてもらうことで、銀行振り込みを実質的に実装することも可能です。しかし、コンビニ決済の場合は決済代行業者を利用しないと導入できません。

また、利用者にとっても決済代行業者を利用しているショップの方が安心して利用することができます。Shopifyで銀行振り込み・コンビニ決済に対応している決済代行業者は、次の2つです。

  • KOMOJU
  • Paidy

ここでは、上記の2つの決済手段について詳しく紹介していきます。

KOMOJUとは

KOMOJU

KOMOJUとは、株式会社デジカによって運営されている国内向けの決済代行サービスです。KOMOJUのアカウントを作成することで、銀行振り込みやコンビニ決済などの手段を導入することができます。

また、クレジットカード決済やスマホ決済などの手段を追加することが可能です。

KOMOJUに対応している決済手段
  • Visa
  • Mastercard
  • American Express
  • JCB
  • Diners Club
  • コンビニ決済
  • 銀行振り込み
  • Pay-easy
  • LINE Pay
  • メルペイ
  • PayPay
  • NTT Docomo
  • SoftBank
  • au
  • WebMoney
  • BitCash
  • NET CASH

また、KOMOJUでは週次振り込みに対応しているので、資金繰りが厳しいショップオーナーさんでも導入することができます。

Paidyとは

Paidy

Paidyとは、クレジットカードを持ってない人でも、銀行振り込みやコンビニ決済を利用して後払いができるサービスです。クレジットカードを持っていなかったとしても、後払いで商品を購入できることから若い人を中心に人気です。

また、Paidyはメールアドレスと電話番号のみで利用することができるため、利用者のハードルも低いことが大きな特徴です。

決済代行サービス「KOMOJU」の設定手順

それでは、KOMOJUをShopifyに導入する方法を紹介していきます。

KOMOJU側の設定

ShopifyでKOMOJUを利用するためには、KOMOJUに登録をする必要があります。

KOMOJUのアカウントを作成する

KOMOJUのアカウントを作成するためには、KOMOJUのアカウント作成ページに移動します。KOMOJUのアカウント作成では、次の項目の入力が必要です。

入力項目
  • ストア名
  • 氏名
  • メールアドレス
  • パスワード

    これらの項目を埋めるだけで、KOMOJUのアカウントを作成することができます。

    KOMOJUで「Live申請」を行う

    KOMOJUでアカウント作成すると、自分のKOMOJUのページにログインすることができます。この際に、「Live申請」を行うことが必要です。「Live申請」を行うことで、初めて決済手段としてKOMOJUを使うことができるようになります。

    また、申請をして認可されるまでには1週間程度の時間がかかるため、すぐにKOMOJUを決済手段としては利用できないことを覚えておきましょう。

    Liveモードを切り替える

    最後に、「Liveモード」への切り替えを行いましょう。「Live申請」を行ったあとに、KOMOJUの運営側に「Live申請」が認められると「Liveモード」への切り替えタブが出現します。

    このタブを切り替えて「Liveモード」にしましょう。「Liveモード」でない場合は、KOMOJUを決済手段として使うことができないです。

    Shopify側の設定

    KOMOJUを利用する際には、Shopify側の設定も必要になります。

    「決済設定」をクリックする

    Shopifyにログインしたら左下にある「設定」をクリックして、「決済設定」をクリックしましょう。

    「代替決済方法」で「KOMOJU」を選択する

    「決済手段」をクリックして、「代替決済方法」をクリックすると「KOMOJU」での決済を選択することができます。この際に、以下の4つの「KOMOJU」に関連した項目が出てくるはずです。

    • JCBクレジットカード決済-KOMOJU
    • KOMOJU・コンビニ/その他
    • コンビニ決済-KOMOJU
    • 銀行振り込み-KOMOJU

    ここでは、「KOMOJU・コンビニ/その他」を選択しましょう。こちらの項目で、KOMOJUでのコンビニ決済や銀行振り込みなどすべてに対応することが可能です。

    「クライアントUUID」と「非公開鍵」を入力する

    最後に、決済手段をクリックすると「クライアントUUID」と「非公開鍵」を入力する項目が出現します。「クライアントUUID」と「非公開鍵」は、KOMOJUのマイページにログインして「設定」をクリックすることで確認することが可能です。

    後払い決済代行サービス「Paidy」の設定手順

    続いて、PaidyをShopifyに導入する方法を紹介していきます。

    Paidy側の設定

    ShopifyでPaidyを導入するためには、Paidyのアカウントを作成する必要があります。

    Paidyのアカウントを作成する

    Paidyのアカウント作成は、こちらの申し込みページから行うことが可能です。また、Paidyのアカウント作成の際に必要な情報は次の4つです。

    入力項目
    • 事業名
    • 商材
    • 所在地
    • 代表者情報

      Paidyで加盟店申請を行う

      アカウントを作成したあとは、Paidyのマイページから加盟店申請を行うが必要です。加盟店申請の際には、追加で事業内容などの情報を要求されることもありますが、基本的には申請を行うだけで審査が始まります。

      Liveモードを切り替える

      Paidyで加盟店申請に通過すると「Liveモード」への切り替えタブがマイページ上に表示されます。Paidyでの決済を導入する際には、必ず「Liveモード」にしておくようにしましょう。

      Shopify側の設定

      ここでは、ShopifyでPaidyを利用する際に必要な設定を紹介します。

      「決済設定」をクリックする

      Shopifyにログインしたら左下にある「設定」をクリックして、「決済設定」をクリックしましょう。

      「代替決済方法」で「Paidy翌月払い(コンビニ/銀行)」をクリックする

      「決済手段」をクリックして、「代替決済方法」をクリックすると「Paidy翌月払い(コンビニ/銀行)」での決済を選択することができます。

      アカウント情報を入力する

      最後に、決済手段をクリックすると「パブリックキー」と「Gateway パスワード」を入力する項目が出現します。「パブリックキー」と「Gateway パスワード」は、Paidyのマイページにログインすることで確認が可能です。

      まとめ

      Shopify(ショッピファイ)で銀行振込・コンビニ決済を導入することは、利用者の購入のハードルを下げる意味でも非常に重要です。そのため、今回の記事を参考にしてShopifyに銀行振込・コンビニ決済を導入して利用者の利便性を高めて、ショップの満足度を高めていきましょう。

      Shopify Guide編集部は、メディア「Shopify Guide」の運営によってShopifyの最新情報やノウハウを常に蓄積してきています。ShopifyでECサイトの新規制作・リニューアル、Web広告などによるプロモーションをお考えの方は、こちらの問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。