「Shopifyギフトカードの導入方法は?」「ギフトカードを活用するメリットを知りたい」Shopify(ショッピファイ)を運営する際、このような悩みを抱える方も多いでしょう。
ギフトカードの発行は、新規ユーザーの獲得やブランド認知拡大を図るために率先して導入したい手段です。しかし、Shopifyでギフトカードを導入する際の手順や注意点などが具体的に把握できず、上手に活用しきれないというケースも珍しくありません。
そこで今回は、Shopifyギフトカードの活用方法やメリット、注意点について詳しく解説します。一度覚えてしまえばとても簡単に活用できるので、現在導入を検討中の方はぜひご参照ください。
Contents
Shopify(ショッピファイ)のギフトカードとは
ギフトカードとは、Shopifyストア上および実店舗で利用できる商品券のようなものです。ユーザーが商品を購入する際に、代金の代わりに使用することができます。
ギフトカードは無料で配布したり商品として販売したり、多彩な活用方法があります。キャンペーン期間やユーザーの誕生日などに応じて、無料特典という形で発行することも可能です。また、商品としてギフトカードを販売できれば、友人へのプレゼントなどでユーザーが購入するケースも多く見受けられます。
元々、Shopifyではスタンダードプラン以上しかギフトカードを利用することができませんでしたが、現在ではすべてのプランで発行が可能となっています。
Shopify(ショッピファイ)でギフトカードを活用するメリット
Shopify(ショッピファイ)でギフトカードを活用するメリットは、次の3点です。それぞれについて詳しく解説していきましょう。
- ブランドの認知拡大
- 見込み顧客の増加・流入
- 既存顧客のリピート率の増加
既存顧客のリピート率の増加
定期的なイベントやキャンペーン等でギフトカードを発行すると、既存顧客に対して多くのコミュニケーションが行えます。頻繁に商品購入するユーザーの場合はギフトカードを活用しようと考え、さらにストア来訪頻度を向上していきます。
一度商品購入して以来ストアを訪問していなかったユーザーも、ギフトカードの配布によってブランドへの興味を再燃する可能性も少なくありません。率先してユーザーに関わりにいくことで、よりブランドや商品を身近に感じてもらいやすくなり、リピート率も向上します。
見込み顧客の増加・流入
Shopifyのギフトカードは配布するだけでなく、商品として販売することも可能です。そうなれば、何気ないきっかけから知人や友人にプレゼントとしてギフトカードを贈りたいと考えるユーザーも多くなるでしょう。
日頃からストアに来訪してくれるユーザーから、プレゼントなどの形で周囲の人にギフトカードを手渡してもらえば、受け取った側の人もブランドに興味を持つ可能性があります。口コミのような形で、新規顧客の流入の増加が狙えます。
ブランドの認知拡大
ギフトカードを利用して割引で商品購入ができると考えれば、ブランドに興味の薄いユーザーでも気軽にストアを立ち寄る可能性が高くなります。
先ほどお伝えしたように、より幅広いユーザーにギフトカードが出回るということは、それをきっかけにブランドの存在を知る人数も増えていくということです。ギフトカードによって、これまで捉えきれなかった年代や性別の顧客層であっても、ブランドを認知してくれるようになります。
Shopify(ショッピファイ)のギフトカードのコード発行方法
では、Shopify(ショッピファイ)ギフトカードをユーザーへ送るために、コードを発行する手順について解説しましょう。
まず、Shopify管理画面の「商品管理」をクリックし、表示された一覧の中から「ギフトカード」を選択します。ギフトカードの追加・発行を行うページが表示されるため、右の「ギフトカードを発行」をクリックしましょう。
「ギフトカードを発行する」のページでは、はじめに「初期値」を設定します。初期値に入力した金額は、そのまま発行されるギフトカードの最初の金額となります。
画面右にある「お客様を見つける、または作成する」の検索窓からは、ギフトカードコードを送りたいユーザーの指定や新規追加が可能です。
有効期限を設けたい場合は、「有効期限日」の項目から設定を行いましょう。ギフトカードの有効期限については、国や地域ごとの法律で設定できないケースもあるため、事前に自社ストアの市場に関する規則を調査しておいたほうが良いでしょう。
また、「メモ」の欄は文字通りメモ書きを残す場所なので、ユーザーが閲覧することはできません。残しておきたい内容があればこちらに記しておきます。
発行するギフトカードの設定がすべて終了したら、画面右下の「保存」をクリックすれば完了です。
Shopfy(ショッピファイ)ギフトカードを商品として販売する方法
Shopifyストアでギフトカードを販売する場合は、ギフトカードを商品として追加する必要があります。Shpoify(ショッピファイ)の管理画面の「商品管理」から「ギフトカード」をクリックします。そこでは、画面右上の「ギフトカード商品を追加」を選択します。
すると、通常の商品追加画面と同じように、ギフトカード商品の追加画面が表示されるため、タイトルや説明文、メディア、金額などの必要事項を記入し、「保存」を押せば作成完了となります。
保存完了後に「プレビュー」をクリックすると、下のように実際のストア上での商品画面が閲覧できるので、念のため確認しておきましょう。
Shopify(ショッピファイ)ギフトカードの管理方法
Shopify(ショッピファイ)ギフトカードは、発行すると管理画面の「商品管理>ギフトカード」の項目に一覧で表示されます。各ギフトカードをクリックすると、それぞれのギフトカードの残高や有効期限を確認することが可能です。
商品として作成したギフトカードについては、「ギフトカード」の「ギフトカード商品を表示」をクリックすることで、発行したギフトカードとは別に表示されます。各ギフトカードをクリック後、商品ページから情報の編集が行えます。
Shopify(ショッピファイ)ギフトカードの購入金を返金する方法
ギフトカードの購入金を返金する場合は、返金手続き後に運営者側が手動でギフトカードを無効にしなければなりません。ギフトカードを無効にするためには、まずShopify管理画面の「商品管理」をクリックし、「ギフトカード」を選択します。
無効にしたいギフトカードを選択し、「ギフトカードを無効にする」をクリックすれば無効化は完了です。
紛失したShopify(ショッピファイ)ギフトカードの再送信方法
時には所有していたギフトカードのコードやメールを紛失してしまい、使用できなくなるユーザーもいるでしょう。紛失したギフトカードは、ユーザーに再発行することが可能です。
ギフトカードの再発行には、Shopify管理画面の「商品管理」をクリックし、「ギフトカード」を選択します。
紛失報告のあったギフトカードを選択して商品ページへ移行します。ここで前回の発行時に送信相手を指定していれば、画面右上に送信した顧客の情報が記載されています。画面右上の「ギフトカードを再発行する」をクリックすれば、再発行は完了です。
Shopify(ショッピファイ)のギフトカードの注意点
いざShopify(ショッピファイ)ギフトカードを手に入れても、使用方法がわからないというユーザーも少なくありません。また、ユーザー側のみならず、運営者側もギフトカードの発行する際に不備を見落とす可能性もあります。
ここでは、Shopifyギフトカードを扱う際の注意点について詳しく解説します。
- 購入したギフトカードは購入者本人に届く
- ギフトカードはコードを入力して使用する
- ギフトカードの残高以上の金額は差額分を決済する
購入したギフトカードは購入者本人に届く
ユーザーが購入したギフトカードは、たとえ知人や友人へ宛てたプレゼントの場合でも、購入した本人のもとにメールで届きます。
ギフトカードを他者にプレゼントするためには、ユーザー本人に届いたメールを相手に転送するか、ギフトカードのURLを送る必要があることは念頭に置いておいてください。
ストア上でギフトカードを販売する際は、後日トラブルのないように、商品ページへ「プレゼント目的の場合」に関する対処法を明記しておくことをおすすめします。
ギフトカードはコードを入力して使用する
ユーザーが所有するギフトカードを使用する場合は、商品購入時にギフトカードページに記載されたコードを入力する必要があります。ギフトカードを所有していてもその金額が自動反映されるわけではないため、あらかじめ商品ページ等に使用方法を記載しておきましょう。
ギフトカードを入力するタイミングは、商品購入時のチェックアウトのタイミングです。チェックアウト時に表示される入力欄にコードを入力することで、はじめて所有するギフトカードが適応されるので注意しましょう。
ギフトカードの残高以上の金額は差額分を決済する
ギフトカードを使用して商品購入する場合、代金がギフトカードの残高におさまっていれば、そのままコードを入力するだけで注文が完了します。しかし、購入代金がギフトカードの残高を上回っていた場合は、残りの金額を注文確定前に決済する必要があります。
ギフトカードの残高が購入したい商品よりも少ないため、注文できないと判断するユーザーも珍しくありません。ギフトカードの残高と合わせて決済を行えば、きちんと商品購入が完了する旨をストア内に記載しておきましょう。
また、ギフトカードの残高は商品購入時の代金および消費税、配送料なども全て含めて差し引かれるという点にも注意が必要です。ストアに表示された商品の金額だけで購入しようとすると、後で計算が合わないという事態も起こり得るため、可能であれば事前にその旨も伝えておくことをおすすめします。
まとめ
Shopifyギフトカードの活用方法やメリット、注意点などについて解説しました。
ギフトカードは商品購入の特典として無料配布したり商品として販売したり、さまざまな活用方法があります。ギフトカードを上手に活用できれば、リピート率の向上や新規顧客の流入、ブランディングといった豊富なメリットがもたらされます。
また、ギフトカードによって、ユーザーにもブランドに対する信頼や愛着を感じてもらえるでしょう。売り上げ向上を目指すためにも、商品の特性やストアの運営状況に合わせてShopifyギフトカードを活用し、さらにユーザーとのコミュニケーションを図っていきましょう。
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