Shopifyの開設

「Shopifyでネットショップを開設する方法は?」「どの料金プランで始めれば良い?」という悩みはありませんか?

Shopify(ショッピファイ)は世界175ヶ国で利用されているシェアNo.1のECサービスです。Shopifyを活用すればECサイトを簡単に開設することができ、すぐに商品を販売できます。

この記事では、Shopifyでネットショップを開設し、初期設定を行う手順を詳しく解説しています。記事後半では料金プランの選び方を紹介しているので、この記事を参考にShopifyでネットショップを開設してみてください。

Shopify(ショッピファイ)でネットショップを開設する方法

Shopify(ショッピファイ)でネットショップを開設する手順は次の方法で行います。ショップの開設から基本的な初期設定まで解説していくので、ぜひ参考にしてください。

Shopifyでネットショップを開設する方法
  • 無料体験を始める
  • 管理画面で商品を追加する
  • 商品情報を充実させる
  • 商品をカテゴリ分けする
  • お問い合わせや特商法ページを作る
  • デザインテーマを設定する
  • 送料と決済方法を設定する

無料体験を始める

まずは、「Shopify」にアクセスして「無料体験をはじめる」をクリックします。Shopifyは14日間の無料利用期間があるので、ショップを開設してもすぐには費用がかかりません。

Shopifyの無料体験を始める

次の項目をすべて入力して「ストアを開く」をクリックします。

  • メールアドレス
  • パスワード
  • ストア名
  • ストアURL

無料体験を始める

ストア開設時点から14日間の無料トライアルがスタートします。設定時に入力したメールアドレス宛に登録確認メールが届くので、認証を忘れないようにしてください。

    管理画面で商品を追加する

    次に、Shopify管理画面が表示されるので、まずは商品を追加します。画面左側の項目から「商品管理」→「商品の追加」をクリックします。

    管理画面で商品を追加する

    商品情報を充実させる

    商品追加画面では次の項目を入力して、商品情報を充実させます。複数バリエーションがある商品の場合でも、バリエーション項目から異なるサイズや色を追加できます。まずは扱う商品を一つ追加してみてください。

    商品情報で登録する情報
    • タイトル
    • 説明
    • 画像
    • 価格
    • 在庫数
    • 配送方法
    • バリエーション
    • 販売チャネル
    • 分類(商品タイプ・販売元・コレクション・タグ)

    商品をカテゴリ分けする

    商品のカテゴリ分けは、コレクションを作成することで行えます。コレクションは「自動」と「手動」の2種類があります。

    まず、自動コレクションは、商品ごとに条件を指定しておくことで、条件に一致する商品を自動でコレクション分けできます。事前にカテゴリ構造を明確化できていれば、自動コレクションで簡単にカテゴリ分けできるでしょう。

    次に、手動コレクションは、商品ごと個別にコレクションに追加する方法で、扱っている商品数が少ない場合や、間違いないようにカテゴリ分けしたい際に便利です。

    管理画面左側の項目から「商品管理」→「コレクション」を選択し「コレクションを作成」をクリックします。

    商品をカテゴリ分けする

    そしてコレクションの種類の中から、手動か自動かを選択し、自動コレクションの条件を指定します。

    商品をカテゴリ分けする

    お問い合わせや特商法ページを作る

    商品登録を行ったら、ECサイトに最低限必要になるお問い合わせや特商法ページを作成しましょう。画面左側の項目から「オンラインストア」→「ページ」を選択して「ページを追加」をクリックします。

    お問い合わせや特商法ページを作る

    ページ追加画面右側のテンプレートを活用することで、お問い合わせページを簡単に作ることができます。

    お問い合わせや特商法ページを作る

    デザインテーマを設定する

    次に、デザインテーマの設定を行います。Shopifyでは無料で利用できるデザインテーマが豊富に揃っているので、適用させるだけで簡単にデザインを作れます。

    画面左側の項目から「オンラインストア」→「テーマ」を選択して、無料テーマを探してみてください。また、既存のテーマをカスタマイズする場合は「カスタマイズ」もしくは「アクション」から「コードの編集」を行えます。

    テーマを活用してサイトデザインを作成する

    本格的なカスタマイズを行う場合は、テーマをダウンロードして、ローカル環境でコード編集を行う方法もあります。また、Shopifyでは有料のデザインテーマを購入することも可能です。

    送料と決済方法を設定する

    最後に、送料と決済方法を設定します。

    画面左下の「設定」から「決済」をクリックします。そして、決済設定画面から決済方法を選択してください。ShopifyではデフォルトでShopifyペイメントとPayPalが紐づいています。

    しかし、アカウントの基本設定が完了していない場合は、使用できないので「アカウントの設定を完了する」をクリックして、口座情報などの入力を行います。

    送料と決済方法を設定する

    Shopifyで利用できる決済方法は次の通りです。Shopifyペイメントを利用すれば、販売手数料無料かつ決済手数料を抑えることができるのでおすすめです。

    Shopifyで利用できる決済方法
    • Shopify ペイメント
    • Apple Pay
    • Google Pay
    • Shop Pay
    • PayPal
    • Amazon Pay
    • KOMOJU
    • 携帯キャリア決済
    • Paidy
    • GMOイプシロン
    • SBペイメントサービス
    • 2Checkout
    • CyberSource
    • BitPay

    次に、送料の設定では管理画面左下の「設定」から「配送と配達」を選択して「送料を管理する」をクリックします。

    送料と決済方法を設定する

    国内配送の送料は、全国一律で1,000円で設定されているので、変更する場合は「送料を追加」を選択して、配送先ごとに送料を設定してください。

    Shopify(ショッピファイ)の初期設定で併せて行いたい内容

    Shopify(ショッピファイ)でECサイトを構築したら、併せて以下の初期設定を行っておきましょう。

    Shopifyの初期設定で併せて行いたい内容
    • 販売チャネルを拡大させる
    • Shopifyアプリをインストールする

    販売チャネルを追加することで、ショップへの集客を増やせます。また、Shopifyの専用アプリをインストールすることで、さまざまなマーケティング施策を実行できるようになります。

    販売チャネルを拡大させる

    ShopifyではInstagramやFacebookなどのSNSや、Amazonや楽天などのモールに販売チャネルを拡大させることができます。Shopifyで利用可能な販売チャネルは次のとおりです。

    Shopifyで利用できる販売チャネル
    • Facebook
    • Instagram
    • Pinterest
    • Facebook Messenger
    • Amazon
    • 楽天市場
    • LINE
    • TikTok
    • POS
    • Google

    販売チャネルを追加するには、Shopify管理画面の「販売チャネル」横の「+」をクリックして、追加したい販売チャネルを選択します。販売チャネルごとに追加する詳細方法は異なります。

    Shopifyアプリをインストールする

    Shopifyは3,000種類以上の専用アプリをインストールすることで、さまざまな機能を追加してカスタマイズできます。アプリのインストールだけなら無料で利用できるアプリもあるので、以下を参考に活用してみてください。

    定期購入 Bold Subscriptions サブスクリプション管理
    メール配信 Klaviyo メールマーケティング
    レビュー機能 yotpo:Product & Photo Reviews レビューの収集と活用
    配送業務の効率化 Uchuya Shipping Cooperation CSVで配送伝票印刷と追跡番号を更新
    リピート率向上 Swell Loyalty & Rewards ポイント付与・クーポン
    会員機能の実装 Bold Memberships 有料会員制のECサイトを構築
    SEO Plug in SEO SEO対策
    越境ECの対応 Langify 他言語翻訳

    Shopify(ショッピファイ)の料金プランの選び方

    最後に、Shopify(ショッピファイ)の料金プランの選び方を解説します。Shopifyには5種類の料金プランがあり、プランによって利用できる機能や決済手数料が異なります。

    Shopifyの料金プラン
    • Shopify Lite
    • ベーシックプラン
    • スタンダードプラン
    • プレミアムプラン
    • Shopify Plus

    Shopify Lite

    Shopify Liteは、月額9ドルで利用できるプランです。Shopify Liteはプランの中で唯一ECサイトを構築しないプランです。既存のWebサイトやブログにカート機能を埋め込むことができます。

    決済手数料はベーシックプランと同じです。ECサイトは構築できませんが、データ分析機能などは通常プランと変わりなく利用可能です。

    利用料金 管理者数 日本のクレジットカード手数料

    (Shopifyペイメント利用時)

    海外やAMEXのクレジットカード手数料

    (Shopifyペイメント利用時)

    Shopifyペイメント以外の決済手数料
    $9/月 オーナーアカウント+スタッフアカウント数が2名まで 3.4% 3.9% 2.0%

    Shopify Liteがおすすめの方
    • Shopifyの機能を試したい方
    • 既存のWebサイトやブログを運営している方
    • 月商500万円以下

    Shopify Liteの場合はテーマ選択など行う必要はないので、簡単に始められます。

    ベーシックプラン

    ベーシックプランは月額29ドルから利用でき、ShopifyでECサイトを構築できる中では最も安いプランです。決済手数料はShopify Liteと同じです。Shopifyの決済手数料は、上位プランほどお得になるので、まずはベーシックプランから利用を始めて、売上規模に応じてプランのアップグレードを行うと良いでしょう。

    利用料金 管理者数 日本のクレジットカード手数料

    (Shopifyペイメント利用時)

    海外やAMEXのクレジットカード手数料

    (Shopifyペイメント利用時)

    Shopifyペイメント以外の決済手数料
    $29/月 オーナーアカウント+スタッフアカウント数が2名まで 3.4% 3.9% 2.0%
    ベーシックプランがおすすめの方
    • ShopifyでECサイトを構築したい方
    • 売上見込みが分からない方
    • 月商500万円以下

    ベーシックプランではスタッフアカウント数を2つまでしか登録できないので、複数人でショップを管理したい場合は上位プランを利用してください。

    スタンダードプラン

    スタンダードプランは、月額79ドルで利用できるプランで、スタッフアカウント数と決済手数料ともにベーシックプランよりも優れています。月額手数料は高くなりますが、月商5,000万円以下の方であれば、決済手数料の負担を抑えることができ、コストがお得になります。

    ベーシックプランと比較すると国内クレジットカードで0.1%、海外クレジットカードで0.05%のわずかな違いになりますが、売上規模が大きい場合は非常に重要な違いです。

    利用料金 管理者数 日本のクレジットカード手数料

    (Shopifyペイメント利用時)

    海外やAMEXのクレジットカード手数料

    (Shopifyペイメント利用時)

    Shopifyペイメント以外の決済手数料
    $79/月 オーナーアカウント+スタッフアカウント数が5名まで 3.3% 3.85% 1.0%
    スタンダードプランがおすすめの方
    • 越境ECサイトを運営したい方
    • 実店舗運営をしたい方
    • 月商5,000万円以下

    また、スタンダードプランから実店舗とネットショップを組み合わせられるPOS機能や、ギフトカード機能、プロフェッショナルレポートを利用できるようになるので、越境ECや実店舗運営を行いたい方におすすめです。

    プレミアムプラン

    プレミアムプランは、月額299ドルで利用できる上位プランで、月商5,000万円を超える場合に最適です。決済手数料は国内クレジットカードで3.25%、海外クレジットカードで3.8%まで下げることができます。

    利用料金 管理者数 日本のクレジットカード手数料

    (Shopifyペイメント利用時)

    海外やAMEXのクレジットカード手数料

    (Shopifyペイメント利用時)

    Shopifyペイメント以外の決済手数料
    $299/月 オーナーアカウント+スタッフアカウント数が15名まで 3.25% 3.8% 0.5%
    プレミアムプランがおすすめの方
    • 高度なレポート機能を利用したい方
    • 複数人で効率的な運営業務を行いたい方
    • 月商5,000万円以上

    プレミアムプランから高度なレポート機能を利用できるようになり、マーケティングに力を入れたい方におすすめです。他にも外部サービスの送料自動計算機能を追加でき、運営コストを抑えられます。

    スタッフアカウント数は15まで登録できるので、複数人でショップを管理したい方はプレミアムプランを利用しましょう。

    Shopify Plus

    Shopify Plusは月額2,000ドルから利用できる最上位プランで、取引量が多い大規模事業者向けです。月額費用は最低2,000ドルからで売上に応じて従量課金制が適用されます。

    利用料金 管理者数 日本のクレジットカード手数料

    (Shopifyペイメント利用時)

    海外やAMEXのクレジットカード手数料

    (Shopifyペイメント利用時)

    Shopifyペイメント以外の決済手数料
    $2,000/月〜 無制限 3.15% 3.75% 0.15%

    決済手数料は最も安く、国内クレジットカードで3.15%、海外クレジットカードで3.75%になります。Shopify Plusの機能は以下の通りです。

    Shopify Plusの機能
    • キャンペーンの自動化
    • 送料無料設定の自動化
    • BtoBストアの開設
    • 事業者への通知の自動化
    • 既存システムからのデータ移行
    • ストア移行の通知
    • チェックアウトのカスタマイズ
    • API連携
    • ストアを最大10ストアの追加

    月々の決済手数料が100万円を超えるような場合のみ、Shopify Plusがおすすめです。

    まとめ

    今回は、Shopify(ショッピファイ)でネットショップを開設する具体的な方法を解説しました。Shopifyを活用すれば簡単にECサイトを構築し販売を始めることができます。

    この記事で解説した手順で登録から初期設定を行うことで、トラブルなく運営を始められるでしょう。また、販売チャネルの追加やShopify専用のアプリをインストールすることで、ECサイト運営を行いやすくなります。

    Shopifyはネットショップ開設を簡単に行えるサービスです。しかし、開設したECサイトに集客したり、売上を発生させたりするためには、専門的なマーケティングノウハウや業界知識などが必要です。

    Shopify Guideは、メディアの運営によってShopifyに関する幅広く情報を得ているため、Shopifyでの運営ノウハウを共有したりコンサルティングしたりすることができます。

    Shopifyの売り上げを増やすには、Shopifyの運営知識を持ったパートナーを見つけることが近道です。お困りの方は、こちらの問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。