「Shopify(ショッピファイ)でLP制作するメリットは?」「ShopifyでLP制作を任されたけれど、どんな方法があるのか理解しておきたい」などの悩みを持っているEC担当者やストア運営者も多いのではないでしょうか?LPは、サイト訪問者が最初に目にする大事なページです。
今回は、そもそもLPって何のためにあるのか、ShopifyでLP制作するメリット、作成方法を紹介します。ノーコードでLPを制作できるおすすめのページビルダーアプリも併せて紹介します。
Contents
LP(ランディングページ)とは
LP(ランディングページ)とは、検索結果や広告にアクセスしてたどり着くページです。その名のとおり、着地する(ランディング)ページという意味です。
LP(ランディングページ)といっても、状況や使われ方によって意味が異なりますが、基本的に商品購入やお問い合わせなどを促すことを目的としています。売り上げ向上や見込客の獲得を効果的に行う場合に制作します。そんなLP(ランディングページ)ですが、Shopifyでも制作することができます。
Shopify(ショッピファイ)でLPを制作するメリット
Shopify(ショッピファイ)でLP(ランディングページ)を制作すると、決済機能を設置することができます。
代表的な決済機能としてWooCommerce、EC-CUBE、welcartなどが有名ですが、Stripeも優秀です。StripeはTwitterやFacebookなども導入しています。これらの決済機能と比較してShopifyが優れている点を3つ紹介します。
- 組み込みが簡単
- カゴ落ちを防げる
- 決済方法が豊富
組み込みが簡単
Shopifyを利用すれば、他の決済機能サービスに比べて、簡単にLP(ランディングページ)に組み込むことができます。
他のサービスの場合、WordPressが必要だったり、プログラミングの知識が必要になったりします。
一方、Shopifyの場合は商品を登録しLP(ランディングページ)に貼り付けるだけです。専門的なプログラミングやコーディングのスキルは必要ありません。ボタンを貼り付けるだけで決済機能が使えるのでとても便利です。
カゴ落ちを防げる
ネットショッピングをしているとき、会員登録や購入までのプロセスが面倒で購入をやめた経験はないでしょうか?Shopifyでは、このような面倒な手順をできるだけ簡略化した「チェックアウトフォーム」機能があります。
上記のように、1ページで完結できます。さらに、AmazonやGoogle Payに登録していれば、面倒な入力をする必要はありません。
ストアオーナーにとってカゴ落ち対策は必須です。平均して70%はカゴ落ちしているというデータが出ています。
参照:Ecommerce Shopping Cart Abandonment Statistics (2021)
決済方法が豊富
他の決済機能サービスに比べてShopifyは、決済サービスが豊富です。
- Shopify ペイメント(Visa、Mastercard、American Express、JCB、Diners Club、Discover)
- Apple Pay
- Google Pay
- Shop Pay
- PayPal
- Amazon Pay(アマゾンペイ)
- KOMOJU
- 携帯キャリア決済
- Paidy
- GMOイプシロン
- SBペイメントサービス
- 2Checkout
- CyberSource
- BitPay
Shopifyでは、主要決済サービスが使用可能です。
ECサイトに利用したい決済方法がないときは、お客様が離脱してしまう場合があります。決済方法を充実させることは、ECサイトを運営する上でとても重要です。ターゲットが法人や学生の場合、銀行振込の対応も可能にするなど、お客様に合った決済方法を導入しましょう。
Shopifyには、ベーシック(月額$29)、スタンダード(月額$79)、プレミアム(月額$299)の3つのプランがあります。最低月額約$29≒3,600円から利用できるので、比較的始めやすいといえるでしょう。LP制作のためにShopifyを導入するのであれば、「ベーシック」で十分です。
Shopify Guideは、メディアの運営によってShopifyに関する幅広く情報を得ているため、ECサイトの運営ノウハウを共有することができます。ShopifyでのLP(ランディングページ)制作をお考えの方は、こちらの問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。
Shopify(ショッピファイ)でランディングページを制作する方法
続いて、ShopifyストアのLP(ランディングページ)の種類と制作方法を紹介します。下記は、Shopifyを使用する大手ストアにあるランディングページです。
- 割引ページ
- 商品ページ
- コレクションページ
- 近日公開ページ
- バンドル(セットの)ページ
- コラボレーションページ
- 季節のページ
- コンサルテーションページ
基本的に、お問い合わせページや会社概要などはLP(ランディングページ)にはならないことには注意が必要です。それでは、上記のページ制作方法を紹介します。
Shopify内でカスタムランディングページを制作する
複雑なデザインや特殊な機能を求めないのであれば、Shopify内で簡単にLP(ランディングページ)を制作することができます。下記の手順に従えば、Shopify内でLPを制作することができます。
まず、Shopifyのダッシュボードにある「ページ」をクリックします。
「ページを追加」をクリックして、Shopifyで新しいページを制作します。
ここから、このページに画像、コピー、アクションボタンを追加して、LP(ランディングページ)に変身させます。
使用したい特定のテンプレートがある場合は、右側のテンプレートセクションに移動し、「デフォルトページ」と記載のドロップダウンメニューをクリックして、必要なものを選んでください。
検索エンジンのリストプレビューなどのShopifyのSEO機能を使用して、ShopifyのLP(ランディングページ)を検索エンジンに最適化することができます。
Liquidを使用してカスタムページを作成する
Liquidを知っているか、開発者を雇う予算があれば、ShopifyのLP(ランディングページ)を一からカスタムで制作することができます。
「Liquid」とは、Shopifyが作成したオープンソースのテンプレート言語で、Rubyで書かれています。Liquidを活用すれば、デザインや機能を充実させることができるので、高度なLP(ランディングページ)を制作することができます。
しかし、そのためのスキルセットや学習時間がない場合、この方法でLP(ランディングページ)を制作することは難しいです。
そのような方は、Shopify Guideにお任せください。Shopifyでランディングページをお考えの方は、こちらの問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。
Shopify(ショッピファイ)のLP制作で便利なアプリ(機能・料金)
最後に、Shopify(ショッピファイ)のLP(ランディングページ)制作に便利なアプリを2つ紹介します。アプリを使えば、ドラッグ&ドロップの簡単で直感的な操作で構築できます。
HTMLやCSSのコーディングを必要としないため、外部に発注することなくランディングページを制作することが可能です。日本で人気のページビルダーアプリを紹介します。
Shogun
Shogunは、Shopifyのページビルダーアプリの中で最も人気のあるアプリの一つです。
すでに存在するページを最適化する場合やA/Bテストを行う場合などに有効です。必ずしもゼロから新しいページを制作する必要はありません。A/Bテストでは、最もコンバージョンが高いものを特定することができるのでマーケティングツールとして活用できます。
また、ShogunはSEOを考慮して作られているため、メタディスクリプションやページタイトルをShogun内で設定することができます。SEOの最適化ができる非常に便利なアプリです。
Shogunは、現在のShopifyテーマと連動しているので、ドラッグ&ドロップエディターでページを編集できることも特徴です。料金は次のとおりです。
- BUILD :月額39ドル(25ページまで)
- MEASURE:月額99ドル(100ページまで)
- OPTIMIZE:月額149ドル(350ページまで)
計測プランから、モニタリングやサポート機能も充実していきます。10日間の無料トライアルがあるので一度試してみるのも良いでしょう。Shogunの詳しい使い方については、こちらの記事をチェックしてみてください。
PageFly
PageFlyもShogun同様、Shopifyで最高のページビルダーアプリの一つです。
PageFlyを使えば、デスクトップ、タブレット、スマートフォン向けのウェブページを簡単に作成することができます。Webサイト同様、LP制作でもモバイル対応は必須です。オンラインストアの注文の半分以上がスマートフォンから行われています。
PageFlyは60種類以上の豊富なページテンプレートを提供しているので、ページの見た目を簡単にカスタマイズすることができます。ページデザインにこだわるのも他と差別化を図る上で非常に重要です。
また、各ページの構成要素であるエレメントも50種類以上から選択することができます。PageFlyでは、分析機能でページのパフォーマンスを監視することができるので、ページ調整が必要かどうかを判断することができます。
料金は次のとおりです。
- 無料プラン
- シルバープラン:月額19ドル
- ゴールドプラン:月額39ドル
- プラチナプラン:月額99ドル
それぞれの詳細をご確認の上、ご自身のニーズに合ったものを選ぶと良いでしょう。
ShogunとPageFlyの違い
ShogunとPageFlyの違いを簡潔にまとめておきましょう。どちらも優秀で人気のアプリです。アプリの導入を検討しているのであれば、両方使ってみることをおすすめします。
- ShogunはテーマがShopifyと連携しているためデザインとテンプレートが優れているのに対し、Pageflyは使い勝手が良い。
- ShogunはSEOや分析機能などマーケティングツールとしても優秀だが、PageFlyではサードパーティを導入する必要がある。
- Shogunは英語での設定になるが、PageFlyは日本語での対応が可能。
- Shogunは、10日間の無料体験はあるが有料プランしかない。Pageflyには無料プランもある。
まとめ
Shopify(ショッピファイ)でのLP(ランディングページ)制作方法について解説しました。担当者自身が制作する、開発会社に依頼する、アプリを導入するなどさまざまな方法を紹介しましたが、どれを選択する場合であっても、ある程度ShopifyでのLP(ランディングページ)制作についての知識は必要です。
こちらの記事を通して、ShopifyでのLP制作への理解は深まったことでしょう。LP(ランディングページ)は、売上アップや集客、広告などさまざまな状況で必要になります。ストア規模やデザインへのこだわり、必要な機能によって制作方法は異なりますが、ご自身に合った方法で制作しましょう。
Shopify Guideは、メディアの運営によってShopifyに関する幅広く情報を得ているため、ECサイトの運営ノウハウを共有することができます。Shopify Guideでは、LP(ランディングページ)制作やLP制作に伴うアプリ導入のご相談なども受け付けております。また、ECサイトの立ち上げや、運営に関してお困りの方も、こちらの問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。
LP制作やECサイトの運営を始めるなら、知識を持ったパートナーと始めることも大事なポイントの一つです。