Shopifyの分析

「Shopifyを始めてみたけど、集客とかわからない」「ブログには分析ツールとかたくさんあるけれど、Shopifyではないの?」「手軽にできるShopifyの分析方法を知りたい」

近年、Shopifyを用いてECサイトが制作される機会が増えてきていますが、ECサイトは「作ったら終わり」ではありません。

Shopifyでストア開設した後は、ご自身のストアの「分析」をして売上を高めていくことが必要です。

今回は、Shopifyでの分析の方法を解説していきます。

Shopify(ショッピファイ)とは

Shopify

近ごろは新型コロナウイルスの影響による外出自粛などの傾向もあり、ネットショップなどのECサイトの需要が高まってきています。

そして、日本では「Shopify(ショッピファイ)」というECプラットフォームが注目されています。

Shopifyは性能面やカスタマイズ性が優れており、感覚的にECサイトを制作することができます。

また、Shopifyはテーマが充実しており、手軽にストアを構築することができます。

そのため、商品の登録と簡単な画像を配置すれば、すぐにでも自分のストアを開設することが可能です。

 

しかし、ECサイトはストアを開設すれば良いというものではありません。

ECサイトには自分たちの「商品」があるため、それらを売らなければECサイトとして成立しません。

そのためは、SEO対策を実施したり、サイトの見た目を整えたりする必要があります。

Shopify(ショッピファイ)でのECサイトの運営と分析

Shopify(ショッピファイ)でECサイトを開設しても、それで終わりではありません。

ECサイトでは「自分のサイトを分析する」ことがとても重要です。

サイト開設後、どのようにストアを運営していくかが運命の分かれ道となります。

ECサイトではPDCAを回すことが重要

ShopifyなどのECサイトを扱う際の重要なポイントの一つが「PDCAを回す」ことです。

社会人の方であれば一度は聞いたことがあると思いますが、PDCAは「Plan・Do・Check・Action」の頭文字を取ったことばです。

日本語に訳せば、計画・実行・評価・改善の流れのことです。

 

ShopifyでECサイトを開設した段階では、まだDo(実行)の部分です。

この評価と改善を行うために必要となるのが「分析」です。

自分のサイトを分析しなければ、売上の向上は見込めません。

自分たちの商品の強みをしっかりと理解しつつ、どのように売っていけば良いか「分析」しましょう。

分析の具体例

「自分のECサイトを分析する」と言われてもピンと来ない方もいることでしょう。

そこで、ShopifyでECサイトを立ち上げた後の分析例を2つ例として挙げましょう。

具体例①:ECサイトへのアクセスは9割がスマホから

Googleアナリティクスなどを用いてユーザーのデータを見てみたところ、「スマートフォンからのアクセスが全体の90%」という結果が出たとしましょう。

この場合、PCではなくスマートフォンでの表示をメインとしたサイト設計にしていかなくてはならないでしょう。

まず、サイトがスマートフォンでの「レスポンシブ」に対応しているということは大前提です。

また、ほとんどがスマートフォンからの流入であれば、画像の配置は適切かどうか検討する必要があります。

スマートフォンで商品などの画像を見た際に、小さすぎないか確認します。

そして、もし小さければ別の画像にして見やすくするように改善していくという流れです。

具体例②:沖縄の離島の地域からのアクセス数が多い

Googleアナリティクスなどを用いてどのエリアのユーザーの利用が多いか確認したところ、「沖縄の離島の地域からのアクセス数が多い」ということがわかったとします。

この場合、確認すべきは「離島などの送料設定」です。

「送料を登録する」「どれくらいの配送日数がかかるのかを記載する」などの工夫をすれば、ユーザーにとってより良いサイトになるでしょう。

Shopifyでの分析方法

ShopifyなどのECサイトの運営では、「分析」が必須です。

そのためには、Shopifyに「分析ツール」を導入することをおすすめします。

そして、Shopifyでの自身のサイトの分析ができるように体制を整えていきましょう。

Shopifyでは、次の3種類の分析ツールが利用できます。

詳しくはこれ以降解説していきます。

Shopifyでの分析方法
  1. 標準機能を利用する方法
  2. アプリを用いる方法
  3. 外部のツールを利用する方法

Shopify(ショッピファイ)の分析方法:標準機能を利用する場合

まずは、Shopify(ショッピファイ)の標準の機能でできることを解説していきましょう。

Shopifyの優秀なところは、標準のストア分析がとても便利だということです。

ただし、Shopifyの利用プランによって使用できる機能が異なることには注意が必要です。

ストア分析とレポート Shopify Lite ベーシック   スタンダード プレミアム Shopify Plus
(詳細はリンクをクリック)
ダッシュボード
財務レポート
(税金と支払いに関する情報を含む)
ライブビュー
集客レポート
在庫レポート
行動レポート ✓ (5/6ページ)
マーケティングレポート ✓ (1/5ページ)
販売レポート
POS販売レポート
利益レポート
顧客レポート ✓ (5/7ページ)
カスタムレポート

ダッシュボードでの分析

ここでは、Shopifyでできる分析について紹介します。

基本の管理画面の「ダッシュボード」では、次のような情報を収集し分析することができます。

Shopifyの標準装備での分析機能

ダッシュボードで分析できること
  • 販売合計
  • オンラインストアのセッション数
  • リピーターの割合
  • オンラインストアのコンバージョン率
  • 平均注文金額
  • 総注文数
  • 販売単位別の上位商品 など

また、Shopifyにはレポート機能がデフォルトで搭載されています。

ストア分析

機能のみで、次のような項目を確認することができます。

とても充実した分析をストア内ですることができることがおわかりいただけるでしょう。

レポート機能の項目
  • 売上
  • 集客
  • 利益率
  • 顧客管理
  • 行動
  • 財務
  • マーケティング
  • 在庫
  • カスタムレポート など

特に、Shopifyでは、決済の情報やカートの情報まで分析することが可能です。

そのため、Shopifyの分析ツールを用いる際には、決済の分析に焦点を当てると良いでしょう。

  • どの決済方法がよく使用されているのか
  • どの決済方法が売り上げが高いのか

これらの決済の情報は、サイトの改善や他のECサイトの運営する際にも非常に重要なデータです。

Shopifyで「どのような決済方法で決済をされているのか」を分析し、サイトの改善に活かしていきましょう。

Shopify(ショッピファイ)の分析方法:アプリを用いる場合

続いては、Shopifyのアプリストアにあるアプリを用いて分析をする方法を解説します。

Shopifyの機能の分析機能も大変優秀ですが、アプリを組み合わせるとさらに細かなところまで分析をすることができるようになります。

 

ここまで、Shopifyでの分析の重要性について解説してきましたが、ここまでお伝えした方法は「数値」に基づくものです。

数値を捉えるという意味では、Shopifyの標準の分析機能も、この後に紹介する「Googleアナリティクス」を使用した方法も効果的です。

 

しかし、ECサイトの分析は、数値的なものだではなく「視覚的」な分析も重要です。

その視覚的な分析方法として取り入れられるものが「ヒートマップ」です。

ヒートマップとは、データを視覚的に判断するために、ユーザーの行動の強弱を色で可視化したものです。

Shopifyにおいてヒートマップを利用すると、ユーザーの「マウスの動き」を捉え、クリックや移動した方向を記録してヒートマップを作り出してくれるのです。

そのため、Shopifyの運営者はユーザーのマウスの動き方や視線や動きを把握することができるため、「よくクリックされている箇所」などを把握することができます。

そして、ECサイトのレイアウトやボタンの配置場所に分析結果を反映することができるというわけです。

Shopifyのヒートマップアプリ「Lucky Orange Heatmaps & Replay」

Lucky Orange Heatmaps & Replay

Shopifyでヒートマップを作成することができるアプリには、「Lucky Orange Heatmaps & Replay」があります。

ヒートマップの作成に加え、モニタリングの機能などを用いた行動の分析ができます。

とても人気で、分析系統のアプリの中では導入必須と言われるほどのアプリです。

料金プラン

Lucky Orange Heatmaps & Replayには1週間の無料試用期間があります。

1週間を超えると、次のようなプランを選択することになります。

項目 Starter Small Business Medium Large Enterprise
月額料金 10ドル 20ドル 50ドル 100ドル 要問合せ
閲覧ページ数 25,000 60,000 200,000 500,000 1億
使用サイト数 1 3 8 16 要問合せ

Lucky Orange Heatmaps & Replayにはにはさまざまな機能が搭載されていますが、主に次の3種類の機能があります。

Lucky Orange Heatmaps & Replay
  • ヒートマップ作成
  • レコーディング
  • リアルタイム分析

機能①:ヒートマップ作成

ヒートマップ作成

Lucky Orange Heatmaps & Replayではヒートマップを作成することができます。

先述したように、ヒートマップとは「自身のサイトでユーザーがどのような行動をしているのか」を視覚的にわかりやすくしたものです。

主な機能は次の2つです。

ヒートマップの機能
  1. 訪れたユーザーのマウスの動きを可視化する
  2. クリックされている箇所を可視化する

これらは、マーケティングの側面から非常に大切な情報です。

例えば、ボタンの配置は購入などにつながる大変重要な要素です。

ボタンの位置でコンバージョン率が変わるため、ヒートマップから自身のサイトを分析し改善していくと良いでしょう。

Lucky Orange Heatmaps & Replayを導入すれば、Webマーケティングの専門家でなくても改善点を見つけることができます。

予想しなかった箇所のクリックの発生などにも気づくことが可能です。

機能②:レコーディング

Luckey Orangeのもう一つの重要な機能がレコーディングです。

ユーザーがECサイトで見ている間、サイトを離れるまでのマウスの動きをレコーディングして録画する「ユーザビリティ・テスト」ができるのです

つまり、自身のサイトを見たユーザーがどのように自身のECサイトを見ているのか、その動きがすべてわかるのです。

 

この機能を用いれば、実際に自身のサイトを訪れているユーザーの動きを観察することが可能です。

  • ユーザーが始めに何を見るのか
  • すぐに購入するのか
  • サイズの確認をしているのか

など、さまざまなことがマウスの動きから判断することができるのです。

また、ボタンを設置しているのにまったく認知されていないかったり、逆にボタンと勘違いされている文字などが発見できることがあります。

このレコーディング機能を用いて自身のサイトを分析して、改善につなげていきましょう。

機能③:リアルタイム分析

リアルタイム分析の機能は、レコーディングの機能と基本的には同様の機能です。

「レコーディング」ではなく、「リアルタイム」というところがポイントです。

つまり、リアルタイムでのユーザーの動きを可視化することができるのです。

リアルタイムのアクセスが可視化されることにより、(若干のタイムラグはありますが)実際にそのときにアクセスしている人がどのような動きをしているのがわかります。

そして、画期的な機能の一つとして、そのリアルタイムの人に対してチャットでやり取りできることがあります。

若干のズレはありますが、現在自身のサイトを見ているユーザーに対してチャットを送ることができるのです。

Shopify(ショッピファイ)の分析方法:外部ツールを利用する場合

ここまで、Shopify(ショッピファイ)の標準機能を用いた分析方法と、アプリを用いた分析方法について解説してきました。

最後に、外部のツールを用いたShopifyストアの分析方法を解説しましょう。

今回紹介するのは、ShopifyでECサイトを運営するのであれば最低限導入するべきツールである2つです。

いずれもGogoleが無償提供する非常に強力なツールです。

外部ツール
  • Googleアナリティクス
  • Google Search Console(サーチコンソール)

Googleアナリティクス

グーグルアナリティクスでの分析

Googleアナリティクスは、Googleが提供している無料の分析ツールです。

GoogleアナリティクスはShopifyだけでなく、さまざなまWebサイトに導入されるアクセス解析ツールです。

そのため、分析の情報や使用方法などの情報が多く出回っていることもメリット一つです。

 

Googleアナリティクスを用いれば、ユーザーの属性やECサイトへの流入経路などの情報を分析することができます。

あらゆる項目の分析が可能ですが、重要な指標には次のようなものがあります。

アクセス数はもちろん、デバイスや地域が分析できるのはとても有益な分析データです。

Googleアナリティクスで分析可能な項目
  • ストアのアクセス数
  • 滞在時間
  • ユーザーの地域
  • ユーザーのデバイス

Google Search Console (サーチコンソール)

グーグルサーチコンソールでの分析

Google Search Console (サーチコンソール)も、Googleが無償で提供しているアクセス解析ツールの一つです。

Googleアナリティクスがユーザーの滞在時間などのサイト内でのユーザーの動きや情報を分析できるのに対して、Google Search Consoleは、検Googleで検索された際の情報を取得することができます。

 

Google Search Consoleもさまざまな指標を取得できますが、特に重要な指標には次のようなものがあります。

Googleでどういったクエリ(キーワード)で検索され、自分のECサイトが何位に表示されているのか、どれくらいクリックされているのかを把握することが大変重要です。

Google Search Consoleで取得可能な項目
  • 検索クエリ(キーワード)
  • 検索されたページ
  • クリック数
  • 表示回数
  • 平均クリック数
  • 平均掲載順位

まとめ

Shopify(ショッピファイ)でECサイトを分析する方法について詳しく解説しました。ECサイトは、制作したら終わりではなく、運営にあたってPDCAを回して運営していくことがとても重要です。しっかりとPDCAを回していくために、自身のサイトを分析していくことはとても大切です。

Shopifyは標準分析機能だけでも十分サイトの分析を行うことができますが、Shopify App Storeで取得できるアプリを利用することで、より一層深いデータを取得・分析できるようになったり、分析の手間を減らしたりすることができます。そういった点が他のECプラットフォームよりもはるかに優れている点なのです。

また、GoogleアナリティクスやGoogle Search ConsoleはECサイトのみならずWebサイトを運営する上で最低限導入が必要な分析ツールです。ひとまず導入し、運営しながら使い方に慣れていくと良いでしょう。

Shopifyを用いてECサイトを制作し、そのままにしてしまうのではなく、しっかりと状況を把握・分析し、改善して売上を高めていきましょう。

Shopify Guide編集部は、メディア「Shopify Guide」の運営によってShopifyの最新情報やノウハウを常に蓄積してきています。ShopifyでECサイトの新規制作・リニューアル、Web広告などによるプロモーションをお考えの方は、こちらの問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。