Shopifyストアをどのようなデザインにしようかお悩みでしょうか?今回は、Shopifyで自由度の高いおしゃれなデザインテンプレートを紹介します。カスタマイズする方法や注意点などを解説するため、ブランドイメージにあったデザインをお探しの方はぜひ参考にしてください。
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Shopifyのおしゃれで参考になるECサイトのデザイン11選
Shopifyで構築されたECサイトには、どのようなデザインのものがあるのでしょうか?ここでは、Shopifyのおしゃれで参考になるECサイトのデザイン例を紹介します。
亀田製菓通販いちば
シンプルで親しみやすいデザインのShopifyストアです。グローバルメニューにマウスを合わせると、形状や目的に合ったお菓子が表示され、好きな商品をみつけられるよう工夫されています。赤を基調としたカラフルなデザインが特徴的です。
蝶矢
クリーム色で落ち着いた雰囲気のShopifyストアです。自動で切り替わるトップ画像から、梅の清潔さや美味しさなどが伝わり、実際に店舗に行きたくなるよう工夫されています。動的なコンテンツを多用しており、躍動感のあるデザインが特徴的です。
ブルーボトルコーヒー
清潔感のあるデザインのShopifyストアです。青と白を基調とした爽やかなレイアウトが、コーヒーを飲んだ後のようなリフレッシュ感を与えます。わかりやすいUIをしており、統一感のあるデザインが特徴的です。
ヒトツブカンロ
カラフルなデザインで楽しさを提供するShopifyストアです。色とりどりの美味しそうなお菓子を大小織り交ぜられ、見る者の購買意欲を刺激します。ページを閲覧するだけで童心に帰れるような、ほのぼのとした雰囲気が特徴的です。
Allbirds
赤を基調としたインパクトのあるデザインのShopifyストアです。画像や色で楽しそうな雰囲気がでているため、ルームシューズやスニーカーの魅力がダイレクトに伝わります。自社の取り組みやストーリーを配置するなど、コミュニケーションを重視した仕掛けも豊富です。
Furbo
白を基調とした純粋なデザインのShopifyストアです。犬の可愛いらしさが前面に出ており、愛情と共にユーザーの購買意欲を駆り立てます。犬の画像と商品の特徴をうまく組み合わせており、ベネフィットをイメージしやすいのが特徴です。
amirisu
シンプルで機能的なデザインのShopifyストアです。カラフルな糸を織り交ぜた画像を使用することで、派手さはないものの編み物の魅力が伝わる作りになっています。How to系の記事を用意しており、コンテンツマーケティングの実践例としても優秀です。
Monastery / コスメ
コントラストが魅力的なデザインのShopifyストアです。格調高いフォントを使うことで、商品の高級感や希少性が絶妙に表現されています。ところどころに大体な色使いをして、アクセントをつけているのが特徴です。
KURAND
新鮮でエネルギーを感じるデザインのShopifyストアです。大胆なネーミングの商品に負けないくらい、インパクトのある商品画像や動的コンテンツが掲載されています。デザインから製作者の情熱を感じ、購買意欲を駆り立てられるのが特徴です。
土屋鞄製造所
高級感を味わえるデザインのShopifyストアです。季節やイベントにおすすめのアイテムが掲載され、店主のこだわりや革製品の魅力がよく伝わります。文章と画像がうまくマッチしており、商品使用後のイメージがしやすいです。
京都醸造
メッセージ性を強調したデザインのShopifyストアです。シンプルですが画面いっぱいにインパクトのある画像を使用し、商品の魅力を端的に伝えています。商品の製作ストーリーや企業の価値観など、掲載する情報に絞ることで、ユーザーにページ間を徘徊させるストレスを与えません。
Shopifyストアのデザインをカスタマイズする方法
Shopifyストアをオリジナリティのあるデザインにしたいという人も多いのではないでしょうか?ここでは、Shopifyストアのデザインをカスタマイズする方法について解説します。
- ノーコードでデザインやレイアウトを変更する
- ソースコードを編集して自由度の高いテーマを作成する
ノーコードでデザインやレイアウトを変更する
Shopifyストアデザインを最初から自由に構築するには、ソースコードを編集しなければなりません。しかし、プログラムの経験が浅いと、ソースコードを直接編集して思い通りのデザインを制作するのは困難です。
そこでShopifyでは、ソースコードを編集せずにデザインやレイアウトをカスタマイズできる機能が搭載されています。直感的な操作だけでレイアウトやデザインを変えられるため、未経験の方やプログラミングの知識が浅い方でもカスタマイズが可能です。
ソースコードを編集して自由度の高いテーマを作成する
Shopifyでは、よりオリジナリティのあるデザインを構築したい人向けに、直接テーマのソースコードを編集できる機能が提供されています。デザインの一部分を変更したり、レイアウトを大幅に変更したりできるため、独自性を重視する方は積極的に活用しましょう。
ソースコードを編集してカスタマイズする場合は、HTMLとCSSなど基本的なプログラミング言語のほか、Shopify専用の「Liquid」の理解が必要です。
LiquidはShopifyで作成されたテンプレート言語で、ほとんどのテーマに利用されています。複雑な構文を使用しないため、HTMLやCSSなどを理解できる方なら習得は難しくありません。HTML・CSS・JavaScriptなどを用いて記述されたコードの中に、Liquid特有の命令を記述するイメージです。
Shopifyのテーマをカスタマイズする際はテーマサポートを利用しよう
Shopifyではテーマのカスタマイズをする際、一定のレベルであれば作成者からのサポートを受けられます。 システム的な問題が発生したり、機能的なことを質問したりする場合に、効果的なアドバイスを受けられるため積極的に活用しましょう。
Shopifyのテーマサポートは外部の専門家に依頼するため、ストア側にもある程度のコミュニケーション能力が必要です。契約がスムーズに進むよう、Shopifyストアの目的やテーマの方向性などを事前に決めておきましょう。ストア側がすべき準備としては、次のとおりです。
- ストアの初期設定を終了させておく
- カスタマイズの内容がサポート対象に入っているか確認する
- 本当にこのテーマでよいのか確認する(今後変更する可能性はないか)
- テーマエディタで利用可能なカスタマイズオプションを確認する
上記の準備をしっかりと行いサポートに問い合わせると、2~4営業日以内に質問の回答が届きます。
Shopifyの無料テーマサポート
ベーシックプラン以上のユーザーは、無料で60分までのテーマサポートを受けられます。サポートの種類が作成者ごとに異なるため、事前にどのようなサービスを受けられるか確認しましょう。Shopifyの無料テーマサポートを受けられるテーマは、次のとおりです。
- Craft
- Crave
- Dawn
- Sense
- Studio
- Taste
60分間を超えると、無料のテーマサポートは終了します。継続してカスタマイズのサポートを受けたい場合は、Shopify Expertにて、デザインやShopifyテーマの専門家を採用しましょう。
Shopify Expertには、テーマのカスタマイズやマーケティングなど、さまざまな分野に特化した専門家が豊富です。カスタマイズ以外の問題にも対応できるため、Shopifyストアの運営でお悩みなら積極的に活用することをおすすめします。
Shopifyの有料テーマサポート
Shopifyの有料テーマは、外部の第三者によって開発されています。そのため、有料テーマのサポートを受けるには、テーマに付随しているサポートマニュアルを参照したり、開発者にサポートを依頼したりする必要があります。
開発者がストア管理者の代わりに、テーマをカスタマイズすることはできません。また、開発者がサポートに応じてくれる可能性も低く、ストア側は基本的にサポートマニュアルを参照してカスタマイズすることになります。
そのため、有料テーマのカスタマイズをする際は、Shopify Expertで専門家を雇いサポートを受けるのが無難です。
Shopifyのテーマをカスタマイズする際の注意点
続いて、Shopifyのテーマをカスタマイズする際の注意点を紹介します。
- テーマデザインのバックアップをとる
- Shopifyストアのテーマは20種類までの制限がある
- Shopifyのテーマサポートには制限がある
テーマデザインのバックアップをとる
Shopifyのテーマをカスタマイズする前に、かならずバックアップをとりましょう。バックアップがあると、レイアウトが崩れたり、システムの挙動がおかしくなったりした場合に、すぐ元のデザインに戻せます。商品を購入できない時間を最小限に抑えられるため、機会損失も発生しません。
Shopifyでテーマのバックアップをとる手順は次のとおりです。
- 管理画面から「オンラインストア > テーマ」に移動する
- カスタマイズするテーマの「…」ボタンをクリックする
- 「テーマファイルをダウンロード」をクリックする
デザインが気に入らない場合は、ダウンロードしたテーマファイルをShopifyにアップロードするだけで元の状態に戻せます。
Shopifyストアのテーマは20種類までの制限がある
Shopifyストアに追加できるテーマは20種類までです。そのため、既存のテーマテンプレートとカスタマイズしたテーマの数が20種類を超えた場合は、現在保有しているテーマのどれかを削除しなければなりません。
テーマの数が21種類を超える場合は、該当のテーマをダウンロードしていつでも復活できるようにすることをおすすめします。
Shopifyのテーマサポートには制限がある
Shopifyのテーマサポートは、すべてのカスタマイズに対応しているわけではありません。以下のカスタマイズはShopifyのサポート外なので注意しましょう。
- チェックアウトページの変更
- テーマにおける重要なコードの変更
- Shopify非公認の外部アプリの追加、変更
- Shopifyが公認していない外部コードの利用
- リッチテキストエディタを使用したページ、コンテンツの変更
- フォントの新規追加
- 画像の変更、バックグラウンドの削除など
- 顧客に誤解を与えるようなカスタマイズ
- スタム翻訳サービスの変更(Order Printerとメール通知テンプレートを含む)
上記にあてはまるカスタマイズを行う場合は、自社でトラブルに対応できる人材を用意することをおすすめします。または、Shopify Expertでカスタマイズの専門家を雇い、サポートを受けた方がよいでしょう。
Shopifyで高度なカスタマイズする際のポイント
Shopifyのテーマサポートは、チェックアウトの変更やフォントの追加などの高度なカスタマイズを想定していません。そのためカスタマイズの内容によっては、Shopifyのテーマサポートを受けられない可能性があります。サポート外になると、カスタマイズやトラブル対応のコストが大きくなるため注意が必要です。
Shopifyでは、ユーザーが独自で問題を解決できるようなさまざまな機能やサービスが提供されています。非常に便利なので、高度なカスタマイズをする際は積極的に活用しましょう。ここでは、高度なカスタマイズをする際のポイントについて解説します。
- Shopify Designフォーラムに参加する
- Store Feedbackに参加する
- Shopifyサポートに問い合わせる
- リッチテキストエディタを活用する
- ページの表示速度を確認する
Shopify Designフォーラムに参加する
Shopify Designフォーラムは、ユーザー同士がShopifyストアのカスタマイズに関して意見を交換し合うコミュニティです。テーマのカスタマイズでつまずきやすいポイントや注意点などが豊富に掲載されているため積極的に活用しましょう。
HTML・CSS・Liquidなどに関してお悩みの際は、自分のトラブルと似た投稿がないか確認することをおすすめします。該当するフォーラムがない場合は、自分で質問を投稿して回答を待ちましょう。
Store Feedbackに参加する
Store Feedbackは、Shopifyストアに関する第三者からのフィードバックをもらえるコミュニティです。現在抱えている問題点を記載し、自社ストアへのリンクを設置することで、デザインやレイアウトに関する第三者からの評価を受けられます。第三者からの意見は客観性があるため、デザインやレイアウトの改善点をみつける際に有効です。
Shopifyストアをカスタマイズする際は、主観的な分析だけでなく、客観的な意見も参考にしましょう。
Shopifyサポートに問い合わせる
Shopifyサポートでは、Shopifyアプリに関するさまざまな問題やトラブルを解決してくれます。Shopifyアプリの実装後に問題が生じた場合は、サポートに問い合わせて専門家のアドバイスを受けましょう。
外部アプリで問題が生じた場合は、Shopifyアプリストアから該当のアプリを選択し、「サポートを受ける」をクリックしてサポートを依頼しましょう。
リッチテキストエディタを活用する
リッチテキストエディタは、ページのフォーマットやスタイルを自由に変更できる機能です。「HTMLを表示する」ボタンをクリックするだけで、簡単にソースコードを編集できます。YouTubeやVimeoなどの動画配信プラットフォームとの連携も可能です。オリジナリティのあるコンテンツを効率的に作成できるため、積極的に活用しましょう。
リッチテキストエディタは以下の箇所で使用できます。
- 商品説明
- コレクションの説明
- ブログ記事
- ページ
- ストアポリシー
ページの表示速度を確認する
カスタマイズによりオリジナリティのあるShopifyストアが完成しても、ページの表示速度が遅ければ意味がありません。ページの表示速度が遅くなると顧客満足度やCVRが大幅に低下し、サイトの離脱率が向上します。カスタマイズによる表示速度の低下は、Shopifyストアの機会損失につながるため、できるだけ避けた方が無難です。
Shopifyでは、「オンラインストアの速度」レポートで、Shopifyストアの表示速度を確認できます。そのため、カスタマイズの際は、Shopifyストアの表示速度が落ちないよう注意しながら作業を進めましょう。デザインやレイアウトの変更によってシステムの動作が重くなるのであれば、カスタマイズせずに元の状態に戻すのが無難です。
どうしてもカスタマイズしたい場合は、Shopifyのサポートに問い合わせ、表示速度の改善サポートを依頼しましょう。Shopify公式の無料テーマであれば、すぐにテーマサポートを受けられます。
まとめ
デザインは、Shopifyストアのブランドイメージに直結する重要な要素です。商品の魅力を伝えられるレイアウトやカラーバランスはもちろんのこと、ユーザビリティを高める機能性にも影響します。ブランドや商品に合ったデザインにして、Shopifyストアの売上を向上させましょう。
当社NDPマーケティングは、メディア「Shopify Guide」の運営によってShopifyの最新情報やノウハウを常に蓄積してきています。Shopifyエキスパートによる構築をご希望であったり、ShopifyでECサイトの新規制作・リニューアル、Web広告などによるプロモーションを行いたいとお考えだったりする方は、こちらの問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。