【2021】Shopifyの構築のポイントは?費用感・手順・依頼先

「新型コロナウイルスをきっかけに、オンラインでのサービスを展開したい」「ITに詳しくないので、ECサイトはどのように構築すれば良いかわからない」「すでにECサイトを運営していて規模が大きくなってきたので、サイトをリニューアルしたい」ECサイトの運営をこれから始めたい方や、すでに運営している方の中には、このように考えている方は多いものです。

Shopify(ショッピファイ)は、これからECサイトを構築したいと思っている方、すでに運用しているECサイトをリニューアルしたいと思っている方、いずれにもおすすめです。では、どういった点でおすすめだと言えるでしょうか?今回は、ECサイトを構築する際のステップを解説しながら、Shopifyの特徴や利用するメリット、構築する際の手順について紹介します。

Shopify(ショッピファイ)とは?

Shopify

Shopify(ショッピファイ)は、国内外に関わらず、インターネットで商品を手軽に販売できるクラウド型のECプラットフォームです。カナダ発祥ですが、2021年現在日本を含め約175ヶ国にまで広がっており、著名なブランドや事業者に使用されています。

かつては、インターネットで商品を販売するためには「スクラッチ開発」と言って、基幹システムを作るのと同じくらいの費用と高度な技術を持っエンジニアがそろっていないと実現できませんでした。また、インターネットの普及により、パソコンだけでなくタブレットやスマホを使うことが当たり前になり、連絡手段もEメールだけでなく、SNSやチャットツールがメインになりました。

Shopifyは、そういた時代の変化に対応し、リアル店舗と同じような商品販売の作業も同時にこなせるように設計されています。そのため、Shopifyのみで「ネットで商品を売る」ことに関連する作業を一元管理することができる便利なプラットフォームです。

ECサイト構築に必要な項目

では、ECサイトをこれから構築してきたいと考えている方のために、制作にあたって必要となるものを紹介していきましょう。

リアル店舗の場合は、極論、商品とお金を交換できれば問題ありません。しかし、インターネットで商品を売る場合にはそうはいきません。Shopifyに限らず、インターネット上で販売するには、次のような作業が必要となります。

ECサイト構築に必要な項目
  • アカウント設定
  • デザイン
  • 商品の登録
  • 配送登録
  • 決済の設定

アカウント設定

最初に、基本情報をECプラットフォーム上に登録する作業を行います。ECプラットフォームは数多く存在していますが、どれを利用する際も必ずアカウントの作成が必要となります。このアカウントを共有すれば、新しいスタッフにも運営作業を引き継ぐことができます。

デザイン

ユーザーから見える部分は、デザインを行う必要があります。リアル店舗と同じように、お客さんはショップの外観を見てきます。立ち上げたECサイトのデザインが見栄えが悪いと、訪れたお客さんはサイトから離脱してしまいます。

商品の登録

リアル店舗の場合は商品は棚に並べれば良いですが、ECサイトの場合は商品一つずつプラットフォームに登録していく必要があります。
そして、在庫状況や配送状況の確認、セールの有無などを管理する作業が必要となります。

配送登録

ECサイト上で商品が売れたら、お客さんのもとに自分たちで届けなければなりません。日本郵便、ヤマトといった配送業者を利用するための設定を、ECサイトの運営を始める際に行います。ここがECサイトの大きな特徴の一つだと言えるでしょう。

決済の設定

クレジットカードや銀行振り込みなど、お客さんが商品を購入する際に利用できる決済方法をあらかじめ設定しておく必要があります。最近では、キャッシュレス決済なども普及してきました。これらの決済代行会社に1社ずつ代行申請を行い、審査が通った場合にのみ決済の設定が可能になります。

Shopify(ショッピファイ)でできること

ここまで読んできて、「ECサイトを始めるのは意外と面倒そうだな」と思った方も多いことでしょう。ECサイトは構築にも時間がかかりますが、運営を開始した後の管理にも多くの工数を取られることになります。そのため、どのECプラットフォームを選ぶかは重要な要素です。

Shopify(ショッピファイ)であれば、デザインといった構築面はもちろん、運営後の管理において他のECプラットフォームよりも工数を大きく削減することができます。では、どういったことがShopifyで行うことができるのかについて解説しましょう。

誰でもオシャレなデザインが実現できる

Shopifyには、「テーマ」という数十~数百種類のデザインテンプレートが用意されています。このテーマはデザインの雛形のようなもので、テーマを使うことでデザイン制作の工数を削減することができます。WordPress(ワードプレス)を使ったことのある方は、WordPressのテーマと同じものだと思ってもらえれば大丈夫です。

Shopifyのテーマには無料・有料いずれも用意されています。そのため、ご予算に合わせてテーマをご自身のショップに反映させることができ、洗練されたデザインのECサイトを作ることができます。さらに、テーマはHTMLやCSSを修正することによって、部分的にカスタマイズすることも可能なので、細かい部分までこだわることができます。

商品登録が簡単にできる

Shopifyでは、管理画面が直感的に利用できる仕様になっているため、ECサイトの運営未経験者でも商品登録を行うことができます。一度登録した商品も、後から「期間限定セール」「商品画像の差し替え」など、変更作業はいつでも可能です。

ECサイトを運営する際で大きな工数を取られてしまうのがこの商品登録ですが、Shopifyでは他のECプラットフォームと比べて容易に商品を登録することができるように設計されています。サイト構築の際の工数だけでなく、運営開始後の管理工数なども考えてECサイトを制作・リニューアルしたい方は押さえておきたいポイントです。

ほとんどの配送業者と連携できる

基本的に、Shopifyで取引された商品は、ヤマト運輸や佐川急便などの配送業者に委託して商品を顧客のもとへ送ります。配送業者へ荷物をお渡しするのはご自身ですが、郵便局や配送業者の集荷場はあらゆるところにあるため、特に大きな問題とはならないでしょう。

また、Shopifyでは倉庫業務や配送業務などを、別会社と連携することができます。越境EC(海外向けのECサイト)を運営する場合は、FedEXやUSPSといった海外の主要な配送業者とも連携可能です。

メジャーな決済方法と手軽に連携できる

ECサイトを運営する上では、多くの決済手段を持っておくことが非常に重要な要素の一つです。なぜなら、ユーザーによって利用したい決済手段は異なり、その決済手段がサイト上で利用できなければ、せっかく商品やサービスを購入したいと思っても、購入できずに離脱してしまうからです。

ただ、決済代行会社と自力で連携するのはハードルが高いです。小規模事業主の場合、審査に通らないこともあります。ところが、Shopifyでは主要な決済代行会社と容易に連携することができるため、Shopifyを利用する大きなメリットの一つだと言える点です。

そして、Shopifyには「Shopifyペイメント」というサービスがあります。これは、外部サービスを利用せずに、オンライン決済を利用することができる決済サービスです。

Shopifyペイメントを利用すれば、JCBやVISA、MasterCard、アメリカンエキスプレス、GooglePay、ApplePayといった主要な決済手段と最安値の手数料で連携できます。Shopifyペイメントだけで、90%の取引に対応できると言っても過言でないでしょう。こういった数多くの決済手段と連携しており、容易に利用できるといった点だけでも、Shopifyを利用する価値は大きいものです。

マルチチャネルで販売できる

Shopifyのような自社ドメインのECサイトを運営する場合、多くの運営者が直面する問題が「集客」です。Amazonや楽天と言った「ECモール」に出店する場合、「Amazon」や「楽天」はブランド力が強く誰しもが知っているため、集客に対する課題はあまり大きくはないと言えます。しかし、独自ドメインでECサイトを運営する場合は、SEO対策や広告運用といった集客を行わなければ、ユーザーはサイトを発見すらしてくれません。

しかし、ShopifyはデフォルトでしっかりとSEO対策されており、SNSやメルマガ、リスティング広告もShopifyと連携することができるような仕様になっています。ECプラットフォームによってはSEO対策ができなかったり、SNSと連携できないものが多かったりします。構築後の運営でしっかりと売上を立てていきたいという方には大きなメリットがあると言えます。

ECサービスとの比較

ここまで、Shopify(ショッピファイ)の特徴について詳しくお伝えしてきました。しかし、ECサイトを新しく構築したり、リプレイス考得たりしている方は、Shopify以外のECプラットフォームの利用も検討していることでしょう。サイトの規模感や予算などによって利用したいプラットフォームは異なりますが、主要な3つのプラットフォームとShopifyとの違いを比較してみましょう。

BASE

BASE

BASEは、0円でECサイトを作ることができるプラットフォームです。ランニングコストは掛かりますが、初期費用が安いことで人気です。

デメリットとしては、手数料が割高であることです。ECサイトは、売上点数に比例してコストが積みあがっていきます。そのため、ある売上を境として、他のプラットフォームを利用した方がトータルコストが安いといった状況になり得ます。

そのため、「ひとまずECサイトを立ち上げたい」「スモールスタートでやりたい」といった個人の方や、売上高があまり大きくない小規模事業者の場合はBASEを利用しても良いでしょう。一方で、「すでに運用しているECサイトで月数十万円以上の売上が立っている」「リアル店舗と合わせて大きく仕掛けたい」といったように、ある程度大きなECサイトを運営したいという方は、BASEよりもShopifyの方が向いていると言えます。

MakeShop

MakeShop

MakeShopは、自由にカスタマイズできることが特徴のECプラットフォームです。独自でテーマを制作することで、世界に一つしかないデザインを作ることができます。

そのため、MakeShopはデザイナーやエンジニアに依頼して「独自のデザインをHTMLやCSSを使ってECサイトを構築したい」という方に向いています。逆に、デザイナーやエンジニアがいない場合は都度外注する必要があるなど、運営開始後のコストがかかる可能性がある点がデメリットだと言えます。

また、初期費用・月額費用もShopifyに比べてやや割高です。なお、Shopifyでかかる費用はこの後解説します。

項目 Shopify MakeShop
初期費用 無料 プレミアム:10,000円

エンタープライズ:100,000円〜

月額費用 ベーシック:29ドル

スタンダード:79ドル

プレミアム:299ドル

プレミアム:10,000円

エンタープライズ:50,000円〜

商品登録数 すべてのプランにおいて無制限 プレミアム:10,000点

エンタープライズ:50,000点

手数料 クレジットカード払い

・国内:3.4%

・海外:3.9%(ベーシックプラン時)

決済手数料

・0円

カラーミーショップ

カラーミーショップは、Shopifyと同じような仕様になっていながら、日本語にも対応しているため、個人から企業まで幅広く使うことができます。そのため、日本語のサポートを手厚く受けたいという方にはおすすめだと言えるでしょう。

一方で、集客に関しての機能はShopifyほどは充実していません。運営開始後に集客もしっかりと行っていきたいと考えている場合は、Shopifyの方が優れていると言えるでしょう。

Shopify(ショッピファイ)の費用感

では、Shopify(ショッピファイ)を使ってECサイトを構築し、運営する際にかかる費用について解説していきましょう。

まず、Shopify(ショッピファイ)には、「ベーシック」「スタンダード」「プレミアム」3つの料金プランがあり、いずれも他のECプラットフォームと比べると手軽な料金設定です。

ベーシックプラン スタンダードプラン プレミアムプラン
運営費用
29ドル/月
79ドル/月
299ドル/月

では、Shopifyを利用してECサイトを構築する場合、どのプランを選べば良いのでしょうか?結論として、最初は「ベーシックプラン」から始めるので問題ありません。なぜなら、ベーシックで十分すぎる機能が備わっているからです。

ベーシックプランで運営を開始し、必要だと感じた段階で「スタンダードプラン」や「プレミアムプラン」の導入を検討していけば良いでしょう。

なお、月間の売上が1億円を超えるような大規模サイトの場合は、「Shopifyプラス」というプランも存在します。そういった大規模サイトをお考えの方は、こちらをチェックしてみてください。

続いて、Shopifyを構築する際にかかる費用に関して、「自分で行う場合」と「外注に出す場合」で分けて解説しましょう。

自社で作る場合

Shopifyを自社で構築する場合は、月額費用と、発注ごとに発生する手数料のみで始められることができます。

一方で、デザインのカスタマイズやSNS連携などの細かい設定などについては、Web関連の業務を行っている方でないとハードルは高いと考えられます。ECサイトの制作は、できればこの後に解説する制作会社に依頼することをおすすめします。

制作会社に依頼する場合

Shopifyには、「Shopifyパートナー」や「Shopifyエキスパート」というShopifyを熟知した個人(フリーランス)や制作会社が数多く存在します。Shopifyパートナーやエキスパートに依頼することで、制作から運営までECサイトにおける課題をクリアにすることができます。トラブルがあったときは、Shopifyパートナーやエキスパートを通じてShopifyサポートセンターに問い合わせることも可能です。

Shopifyの構築は、このShopifyパートナーやエキスパートに任せるのが一番安心だと言えるでしょう。例えば、対応してもらえるものには次のようなものがあります。

対応例
  • デザイン案の作成
  • 構築
  • 商品登録の代行
  • 集客コンサル
  • SNSを使ったマーケティング代行
  • Shopify内のブログでライティング代行
  • トラブル対応

Shopifyパートナーやエキスパートにサイト構築を依頼する場合は、対応項目や範囲と、それにかかる費用に関する見積もりを出してもらうと良いでしょう。まったくShopifyを用いたECサイトの構築の経験がない人よりも、熟知している人にお願いした方が良いのは言うまでもないでしょう。

Shopify(ショッピファイ)での構築の流れ

では、実際にShopify(ショッピファイ)を構築する際には、具体的にどのような手順を踏むのでしょうか?大きく分けて次の5つのステップに分けられます。

構築の流れ
  • 要件定義
  • デザイン
  • 機能実装
  • 商品登録
  • ショップの公開・集客

要件定義

まずは、商品やショップのコンセプトを決めます。自社ではわからない強みを明確にすることで、ブランドを作ることができます。

デザイン

Shopifyが用意している数十から数百種類の「テーマ」の中から一つを選び、部分的なデザインの調整を考えます。要件定義で決めたブランドに沿った「色」や「文字の種類」「レイアウト」などを考えて形にした上で、テーマのカスタマイズに入ります。

機能実装

Shopifyは、テーマと同様に数多く用意されている「アプリ」を利用することで機能を拡張することができます。WordPressでいう「プラグイン」と同じ役割を果たすものだと考えて頂くとわかりやすいでしょう。

商品登録や決済設定といった基本的な機能は共通で設定されていますが、SNS連携やキャンペーン実施など、デフォルトではない機能はアプリを導入することによって解決することができるものが多いです。どういったアプリを選んだら良いのかについては、Shopifyパートナーやエキスパートが活躍してくれる分野だと言えるでしょう。

商品登録

デザインと機能が完成したら、実際に商品を登録していきます。単純作業ではありますが、難しいことはありません。「商品名」「画像」「説明文」「価格」などを一つずつ登録していきます。

ショップの公開・集客

最後に、実際にショップを公開します。Shopifyには無料のドメインがありますが、独自ドメインを契約された方は変更することも可能です。また、ショップが公開されたらSNSや広告などを駆使して集客活動を行いましょう。

まとめ

Shopify(ショッピファイ)の特徴と、構築する際の流れについて解説しました。Shopifyは手軽に構築できることはもちろん、決済手段が豊富であること、商品登録などの運営管理がしやすいこと、アプリを用いて容易にカスタマイズができることなど、他のECプラットフォームを利用するよりも大きなメリットが数多くあります。

トライアル期間が2週間用意されているので、導入を検討している方は、一度利用してみることをおすすめします。実際に利用してみれば、利用する際のイメージが湧くでしょうし、管理画面などを把握した上で意思決定することができます。

また、構築に関しては、自社で行なっても良いでしょうが、Shopifyのことを熟知した「Shopifyパートナー」「Shopifyエキスパート」に依頼すれば、Shopifyに関する運営ノウハウを持ったプロフェッショナルに依頼することができます。Shopifyに関する知識に乏しい会社に依頼するよりもメリットが大きいことは明らかでしょう。

Shopify Guide編集部は、メディア「Shopify Guide」の運営によってShopifyの最新情報やノウハウを常に蓄積してきています。Shopifyエキスパートによる構築をご希望であったり、ShopifyでECサイトの新規制作・リニューアル、Web広告などによるプロモーションを行いたいとお考えだったりする方は、こちらの問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。