日本におけるShopify

オンラインストア(ECサイト)の制作サービスで世界シェアNo.1を誇る「Shopify(ショッピファイ)」。

すでに、世界では開設店舗数が100万を突破しており、世界中の企業や事業主から熱い視線を送られています。

 

そして、もちろんマーケットの動向に敏感な日本企業もShopifyに注目。

競争の激化・多様化が進む日本のECビジネス市場において、Shopifyはどのようにビジネスの課題を解決しているのでしょうか?

この記事では、日本企業のShopify導入事例や、Shopify導入の手助けをしてくれる開発会社について解説していきます。

Shopify(ショッピファイ)とは?日本企業は導入している?

Shopify

今でこそ日本のEC業界でメジャーとなっているShopify(ショッピファイ)ですが、元々は2004年にカナダで創業された企業です。

日本に本格参入したのは2018年ごろと、まだECプラットフォームとしては歴史が浅く、まったく知らない方や名前しか聞いたことのない方も多くいらっしゃるでしょう。

そこで、まずはShopifyの基本的な情報と、日本における導入状況について解説していきましょう。

Shopify(ショッピファイ)とは

Shopify(ショッピファイ)とは、誰でも気軽にECサイトを制作できるクラウド式のプラットフォームです。

「シンプルかつ高機能」が特徴と言われ、専門的な知識がなくても欲しい機能を盛り込んだオンラインストアをオープンさせることができます。

さらに、マークアップ言語や拡張機能を持ったアプリやを使えば、より緻密なサイト作りが可能です。

素人から玄人まで、幅広い層のニーズに応えるサービスと言えるでしょう。

日本企業の導入状況

Shopifyは、2018年春より「Shopify Japan」を立ち上げ、言語の日本語対応を皮切りに日本へ本格参入。

日本市場へ向けた入念なローカライズを経て構築された強固な基盤により、その規模は拡大の一途を辿っています。

 

また、ECビジネス界隈で注目されている「D2C」も、日本市場におけるShopify拡大のきっかけとなりました。

D2Cは「Direct to Consumer」の略で、小売業者などを介さずに自社商品を直接(Direct)消費者(Consumer)に販売する仕組みのこと。

このD2Cビジネスへの対応力を強みとして、Shopifyはスタートアップ企業から大企業までさまざまなクライアントとのビジネスを実現させています。

日本のShopify(ショッピファイ)導入成功事例一覧

ここからは、日本でShopifyを導入して成功した事例を5つ紹介します。

どのサイトも自社商品の特性やターゲットユーザーを意識しながら、オリジナリティあふれるECサイトを運営しています。

ぜひ参考にしてみてください。

事例①:KANAGU STORE

KANAGU STORE

引用元:KANAGU STORE

 

KANAGU STOREは、職人によるこだわりの詰まった金物インテリア・キッチングッズを提供するストアです。

商品の背景や込められた想いをじっくり解説し、KANAGU STOREが目指す「スローショッピング」を実現させるようなサイト作りになっています。

また、Facebookと連携し質問・問い合わせが投稿できるようになっていることも大きな特徴です。

職人とコミュニケーションを取りながら、じっくりとお買い物を楽しむことができます。

事例②:Furbo

Furbo

引用元:Furbo

 

ドックカメラのFurboは、愛犬家から圧倒的な人気を誇る商品。

スマートフォンを通じて、留守番中の愛犬の様子を見たり、話しかけたり、遊ぶことまでできるアイテムです。

機能の多い商品なので、ECサイト内では動画やユーザーの声を用いながらわかりやすく製品特徴を解説。

リアルタイムでコミュニケーション可能なチャット機能も搭載されており、ユーザーを手厚くサポートしています。

事例③:COHINA

COHINA

引用元:COHINA

 

COHINAは、小柄な女性をターゲットにしたXSサイズ専門のアパレルブランドサイトです。

「Mサイズの服を着ると変なシルエットになってしまう」という小柄女性特有の悩みを解決するために、丈感を重視したアイテムを取り揃えています。

そのこだわりの丈感を確認してもらうため、サイト内ではInstagramと連携。

モデルの身長を確認できるコーディネートをアップしたり、毎日配信しているインスタライブもPRしています。

事例④:BASE FOOD

BASE FOOD

引用元:BASE FOOD

 

「この一皿で、 栄養ぜんぶ。」をコンセプトに、自分のカラダに必要な栄養素を1食でまかなえる完全食「BASE FOOD」を提供するサイトです。

説明的になりがちな新ジャンル食品ですが、イラストやグラフを使って分かりやすく特徴や使用シーンを伝えています。

Instagramやレビューサイトと連携することで、口コミの力も上手く活用。

クラウドファンディングから始まったスタートアップ企業らしい、ユーザーと積極的に交流できるECサイトになっています。

事例⑤:amirisu

amirisu

引用元:amirisu

 

amirisuは編み物ライフスタイルを紹介するオンラインマガジンから始まり、印刷版の刊行、実店舗のオープン、そしてECストアのオープンと領域を広げてきたショップです。

品揃えに特徴があり、編み物に関わるグッズはもちろん、オンラインレッスンも販売。

また、サイトでは独自のポイントプログラム「ドングリプログラム」を運用し、ファン層とのつながりを強化しています。

【目的別】Shopify(ショッピファイ)の開発が強い日本企業5選

続いて紹介するのは、Shopify(ショッピファイ)を使いこなす為に必要不可欠なビジネスパートナーとなり得る5つの日本企業です。

どの会社もShopifyに関する専門知識を有し、数多くの実績を残してきており頼ることができます。

これらの企業とタッグを組むことで、Shopifyの膨大な機能を活用した高レベルなサイト構築が可能となるでしょう。

それぞれ得意分野に特徴があるので、ぜひ注目してみてください。

【実績がある】株式会社R6B(アールシックスビー)

「日本発、世界に通じるECサイト制作会社」がコンセプトの株式会社R6B(アールシックスビー)。

Shopifyを用いたEC制作事業を主軸としており、国内トップクラスの実績数を誇ります。

東京・大阪を拠点としており、対面で相談しやすいのも嬉しいポイント。

完全紹介制なので、相談の際にはまずツテを探ってみましょう。

株式会社R6B(アールシックスビー)の強み

  • 時流に合った提案力(APP開発、D2C、越境ECなど)
  • 業界トップクラスの実績数
  • 作って終わりではない、「生涯の制作パートナー」としての対応力

【デザインに強い】株式会社フラクタ

デザイン性の高いECサイト制作が得意なブランディングエージェンシー、株式会社フラクタ。

Shopify自体の日本版公式トップページ・パンフレットのデザインも手掛けていることからもわかるように、Shopifyサイドから圧倒的な信頼を寄せられています。

すべてのショップ構築における業務を引き上げてしまうのではなく、パートナー企業と一緒に手を動かしながらビジネスを進めていくこともフラクタの特徴。

お互いのアイディアを共有することにより、理想通りのサイト構築が実現可能となります。

株式会社フラクタの強み

  • 数多くのブランディング経験で培われたデザイン力
  • 専門知識を有するチームによる総合サポート
  • 案件進行におけるコミュニケーションの多さ

【初心者向け】株式会社KOSHIKI

中小規模のストア構築に特化した株式会社KOSHIKIは、安心の価格設定に定評のある企業です。

ECストアの制作進行においては、途中で「あれもしたい、これもしたい…」と追加機能がどんどん増えてしまうもの。

それに比例して制作費用も増加となれば、大切な資金がすぐに底をついてしまいます。

KOSHIKIはそんな悩みを解決するために、提供するサービスは全て定額プラン制。

プラン内容と価格が明示されているので、安心して制作進行に取り組むことができますね。

株式会社KOSHIKIの強み

  • 定額料金で安心
  • 初心者にも分かりやすいプラン内容
  • 経験豊富なチームによるサポート

【越境ECに強い】株式会社飛躍

アメリカやヨーロッパなど、英語圏を中心とした海外越境ECを得意とする株式会社飛躍。

既に国内でEC展開している事業者からネットショップ初心者まで、幅広い層を対象にShopifyを活用したサイト構築を提案しています。

Shopifyに関するセミナーの開催やコラム運営など、ECビジネスの啓蒙にも注力。企業サイトを覗くだけでも勉強になるような、実力のある企業です。

株式会社飛躍の強み

  • ワンストップのグローバルEC運営が得意
  • Shopify公認のパートナー企業「Shopify Experts」に認定
  • サードパーティー製ツールの連携も対応可能

【Shopify Plusに強い】フラッグシップ合同会社

Shopifyで用意されている4つのプランの中でも、最上位プランのShopify Plus。

このShopify Plusに特化したサポートを提供するのが、フラッグシップ合同会社です。

シームレスなAPIと高い拡張性を持ったShopify Plusは、他のプランと一線を画すサイト構築が可能。

その特徴を利用して、フラッグシップ合同会社では質・課題解決力の高いECサイトを作り上げます。

 

また、クライアントに対する内製化支援にも注力。

サイトオープン後の利益までしっかり配慮されているのは、非常に心強いですね。

フラッグシップ合同会社の強み

  • Shopify Plusに特化し、よりレベルの高いサイトを提供
  • 日本で初めて「Shopify Experts」に認定
  • 内製化によるクライアントの利益追求をサポート

まとめ

日本企業におけるShopify(ショッピファイ)導入事例と、パートナーとなる開発会社を解説しました。

Shopifyを活用したビジネスは多くの企業が成功を納めており、日本のマーケットにおいても拡大の一途を辿ることになりそうですね。

事例を通じてShopifyがビジネスを成功に導いてくれることはわかったけど、上手くプラットフォームを扱えるか不安……という方は、ご紹介した開発企業とタッグを組むことも検討してみてください。プロの手を借りることで、よりスマートかつ高レベルなECサイトを通じた「目標達成」を叶えてくれますよ!

Shopify Guide編集部は、メディア「Shopify Guide」の運営によってShopifyの最新情報やノウハウを常に蓄積してきています。ShopifyでECサイトの新規制作・リニューアル、Web広告などによるプロモーションをお考えの方は、こちらの問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。