Shopify Plus(ショッピファイプラス)

ネットショップ開設のプラットフォームとして、世界シェアNo.1を誇る「Shopify(ショッピファイ)」。

その「シンプルで高機能」な使い心地で人気を博し、急成長を遂げました。

そんなShopifyですが、料金体系として基本の3コース(ベーシック/スタンダード/プレミアム)の他に「Shopify Plus」というプランがあることは知っていますか?

「Shopify Plus」は基本の3コースよりも機能性が高く、多くの企業が利用している人気のあるプランです。

この記事では、Shopifyベーシックよりさらに高機能を備える「Shopify Plus」について詳しく解説します。

Shopify Plus(ショッピファイプラス)とは

Shopify Plus(ショッピファイプラス)

Shopify Plus(ショッピファイプラス)は、主に大企業や取引量の多いショップに対して企業向けのソリューションを提供するプランです。

Shopifyは中小規模のショップから気軽にECサイトをオープンできることが魅力ですが、このShopify Plusによって大規模なビジネスの最適運用を可能にしています。

では、具体的にどのようなECビジネスがShopify Plusに最適なのでしょうか?

ここからは料金形態も踏まえ、Shopify Plusを詳しく解説していきます。

料金体系

ベーシック スタンダード プレミアム Shopify Plus
月額料金 $29 $79 $299 $2,000

Shopify Plusの利用料金は月額$2000.00からです。

Shopifyで最も安価な料金プラン(ベーシック)が月額$29.00からなので、約70倍の基本費用が月毎に発生することになります(スタンダードプランは月額$79.00、プレミアムプランは月額$299.00)。

 

ただし、月額料金が上がる代わりに、他プランと比べクレジットカードなど決裁に関わる手数料が割安になります。

大規模なビジネスほど手数料もバカにならない金額となるため、取引量の多い企業はむしろ「Shopify Plusのほうがコストが下がった」というケースも起こり得るのです。

おすすめの人

Shopify Plusは、月額料金がグンと上がる代わりに、Shopify基本プランと比べさらに多くの機能を使用できるようになっています。

もちろん、Shopify基本プランでオンラインストア開設に必要な機能はすべて網羅されていますが、そのビジネスが大規模になるほど細かいカスタマイズと拡張機能が必要です。

これからご説明する追加機能を必要と感じた事業者の方は、ぜひShopify Plusの導入を検討してみてください。

「Shopify」と「Shopify Plus」のスペック比較

基本料金の差からも機能の違いが窺える、 ShopifyとShopify Plus。

そのスペックの違いについて、下記の表にまとめました。

機能 ベーシック スタンダード プレミアム Shopify Plus
オンラインショップ開設
商品数無制限
スタッフアカウント 2 5 15 無制限
24時間サポート
販売チャネル追加
手動での注文作成
クーポンコード
注文編集機能
SSL証明書(無料)
カゴ落ち対策
ファイルストレージ(無制限)
ギフトカード
プロフェッショナルレポート
レポートビルダー(高度)
外部サービスの送料自動計算
スクリプトでディタ―の利用
チェックアウトのカスタマイズ
優先サポート
スケジューリング自動化ツール
API制限解除

この一覧表を見るだけで、Shopify Plusの機能の多さは一目瞭然。

ただ機能の数が多いだけではなく、一つひとつが大規模ビジネスを支える必要不可欠な要素になっていますよ。

Shopify Plusでのみ利用可能な13の機能

Shopify Plusの機能

さて、先ほどはShopify Plus(ショッピファイプラス)特有の機能が非常に多いことを紹介しました。

では、具体的に「Shopify Plusだけの機能」とはどのような内容なのでしょうか?

ここからは、Shopify Plusだけの主な13機能を紹介していきます。

機能①:Scripts Editor(スクリプトエディター)が利用できる

「Scripts Editor」はShopifyの機能拡張アプリケーションです。

Shopify基本プランで使用できるディスカウント機能では対応できない、次のような複雑な条件下でのディスカウント設定が可能となります。

  • Buy 1 Get 1 Free(海外ではメジャーな「1個買うともう1つ無料」施策)
  • 注文個数に応じた割引(例:3個購入すると30%割引)
  • 合計金額に応じた割引(例:10,000円以上のお買い上げで20%割引)
  • VIPユーザーに対する送料無料化

その他にも、スクリプトを組むことでさまざまな設定が可能。

幅広い顧客に対する、細やかなサービス設定を実現させることができますね。

機能②:スタッフアカウントの登録に制限がない

大きな企業が一つのECストアを運営する場合、そのビジネスに携わるメンバーは100名を超えることすらあるでしょう。

しかし、Shopify基本プランでは最上位のプレミアムでも最大15アカウントしか作成できません。

一方、Shopify Plusでは作成できるアカウント数は無制限。

これなら、メインクライアント担当者から開発パートナー企業の作業担当者まで、全員がスムーズにタスクを遂行していくことができます。

機能③:チェックアウトページのカスタマイズができる

チェックアウトページは、ショッパーが購入意向を固め、購入に際する必要情報を入力していくページです。

このページの利便性が悪ければ、せっかくの購入意向が弱まってしまいます。

最後の最後まで気を抜かずコンバージョンを高めるために、チェックアウトページのカスタマイズは非常に有効です。

Shopify Plusでは、次のような設定が可能になります。

  • 画面レイアウトのカスタマイズ:画像やフォームの追加など
  • 配送国別の処理条件変更:国の配送禁止商品をリストから削除するなど
  • 決済方式の追加:後払い決裁など
  • 配送情報の追加:日時指定や定期購入オプションなど

機能④:専用の優先サポートが享受できる

Shopify Plusのショップ構築は、機能が多いゆえに非常に複雑です。

そのため、Shopify Plus使用者はShopifyエンジニアから優先的なサポートを受けることができます。

 

また、さらに嬉しいのが事業戦略・管理に関するアドバイスを専任担当者から受けられること。

大規模なビジネスであるほど担当者の運営責任も大きいものになりますが、Shopifyのプロによるアドバイスを受けながら、安心して売上向上施策を練ることができるでしょう。

機能⑤:スケジュールを管理する自動化ツールが利用できる

Shopify Plusユーザーは、スケジュール管理に関するShopifyアプリ「Launchpad」を利用する権利を持ちます。

このアプリケーションを使えば、さまざまな設定の時限公開させることができるようになります。

 

例えば、Shopify基本プランでは商品やブログ記事の公開タイミングを任意の(未来の)時間に設定することが可能です。

しかし、セールの開始日時やそれに伴うバナー変更タイミングは未来に設定できません。

日付が変わったタイミングで開始するキャンペーンなど、開始時間まで担当者を残業させるのはこのご時世難しいですよね。

機能⑥:APIの制限が解除ができる

外部システム連携に使用するAPIですが、Shopify基本プランでは使用に制限がかかった状態。

Shopify Plusではその制限がなく、さらに基本プランの5倍の容量・速度でAPIを使用することができるようになります。

また、次のようなShopify Plus専用のAPIの呼び出しも可能です。

  • Discounts:割引ロジックを設定し、チェックアウト時に適用する
  • Gift cards:ギフトカードのコードを作成し、管理・編集する
  • Product Recommendations:商品ページの関連商品表示
  • Multipass/single sign-on and user:メールアドレスを使用したシングルサインオン

これらの機能を活用すれば、より快適なショッピング体験をユーザーに提供できるでしょう。

機能⑦:タスクを自動化できるツールが利用できる

お店を運営しながらネットショップの管理を同時で行うことは、とても大変だと感じる方も多いはずです。

Shopify Plusには在庫管理や注文管理などのさまざまな業務を自動で行ってくれるShopify Flowという自動化ツールが備わっています。

お客様がネットで注文をするとあらかじめ入力をしておいた在庫数から出荷数を計算されていき、在庫が0になった時には通知をしてくれる機能があります。

さらに、大口の注文があった際にもメールで知らせてくれるため管理が楽になります。

機能⑧:最大で10ストア持つことができる

ネットショップをオープンしてから軌道に乗ってきたところで、2店舗目、3店舗目をオープンすることもあるでしょう。

通常新規で店舗をオープンする際は、登録料などで追加料金が発生することがあり費用がかさむ心配もあります。

そのようなときに、Shopify Plusでネットショップを運営している場合は追加料金が一切かからずに追加でショップを増やすことができます。

最大10店舗まで開設することができ、BtoCで使用していた既存のサイトをBtoBへと追加することも可能です。

機能⑨:卸売り・BtoBなどのECストアが利用できる

既存のネットショップでは、企業や店舗がお買い物をするお客様を対象にしたBtoCストアとして利用している場合がほとんどです。

ネットで商品を販売するためには一般のお客様向けのサイトが主流となりますが、自店から他社へ商品を卸すという場合にもShopify Plusが活用できます。

BtoBサイトとして卸売ストアを追加で開設することで登録をすることができるため、会員制としてパスワードを設定することにより会員制のECサイトの運営が開始できます。

機能⑩:登録ロケーション数を最大20ヶ所まで利用できる

卸売サイトとして運営をしていくと、複数店舗へ商品を出荷するためのシステムを導入しなければなりません。

Shopify Plusに登録をしておくことで、最大で20店舗まで商品の出荷を割り当てることができるため納品管理もスムーズに行うことができます。

管理するアイテム数が多い店舗や日頃から大量発注のある店舗などは、特におすすめです。

全国展開を視野に入れている店舗もメリットが大きい機能だと言えるでしょう。

機能⑪:通貨に融通が利きやすくなる

Shopify Plusは世界各国で利用されているShopifyと同様に、さまざまな国で使用されている通貨に対応することができます。

利用するユーザーの情報を取得することで、その地域で使用されている通貨に変換した価格に設定することができます。

Shopify自体に多国語対応、多通貨対応のシステムが導入されているためShopify Plusでも同じような機能が備わっていることは安心感がありますね。

国内だけでなく世界に通用するネットショップを開設することができます。

機能⑫:既存ストアのデータをCSVインポートできる

新しくネットショップを作成する際に気になることが、既存のネットショップに登録されているデータを移行できるかというところです。

Shopify Plusなら、既存のネットショップに登録をしてある顧客情報や商品情報、売上データなどを簡単に移行することが可能です。

既存のサイトに保存されている情報を「Transporter」というツールを利用することでShopifyへインポートすることができます。

機能⑬:Googleタグマネージャーの利用ができる

効率良く集客を行うために必要なツールがGoogleタグマネージャーです。

自社のネットショップに来たユーザーが何を求めてきたのかを分析することができるアクセス解析ツールです。

ユーザーの動きや考え方を理解することであらかじめ想定していたターゲットと一致するのか、売りたい商品にどのくらいアクセスがあるのかなど細かい分析を行うことができます。

ユーザーに快適に利用してもらえるネットショップを運営するためにも必要不可欠なツールです。

まとめ

世界各国で利用されているShopify Plus(ショッピファイプラス)の魅力について紹介しました。

Shopifyと比較すると高額なプランにはなりますが、その分機能が充実しているため導入するメリットは大いにあります。

ネットショップを運営するだけではなく作業を効率化する機能が利用できるShopify Plusなら効率良く仕事ができるでしょう。

Shopify Plusを導入して、利用者にも経営者側にとっても利用しやすいネットショップを作り上げて売れるネットショップを運営してみてはいかがでしょうか?

Shopify Guide編集部は、メディア「Shopify Guide」の運営によってShopifyの最新情報やノウハウを常に蓄積してきています。ShopifyでECサイトの新規制作・リニューアル、Web広告などによるプロモーションをお考えの方は、こちらの問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。