StripeをShopifyに導入

「StripeをShopifyに導入する方法は?」「Stripeは他の決済システムと何が違うの?」そういった疑問をお持ちでしょうか?

Stripeはスタートアップから大企業まで、あらゆる規模の企業の決済システムで導入されているサービスです。見やすく使いやすい管理画面で売上や販売状況をチェックすることができ、初期費用&月額費用無料で、格安の決済手数料のみで利用することができます。

今回は、Shopify(ショッピファイ)でECサイトを運営している方向けに、Stripeを導入する方法とメリットを紹介していきますShopifyに導入する決済手段で悩んでいる方は、今回お伝えする内容を参考にStripeを利用してみてください。

Stripeとは?

stripe

Stripeは、大企業から中小企業、個人事業主まで世界中で利用されているオンライン決済システムです。本社はアメリカ・サンフランシスコにあり、AmazonやGoogle、マイクロソフト、Spotifyなどでも利用されています。ユーザーの事業者アカウントと決済代行会社の間で送金を行い、クレジットカードでの支払いを可能にしています。

Stripeはアカウントを取得してからすぐに使い始めることができ、決済手数料が3.6%のみというシンプルさが特徴です。また、使用方法が分からない方でも安心の24時間対応のカスタマーサポートもあります。

StripeとPayPalはどちらを導入すべき?

Shopify(ショッピファイ)で利用できる2大決済代行サービスとして、StripeとPayPalがあります。どちらもShopifyに導入できますが、利用できるクレジットカードや決済手数料、返金手数料などに違いがあるので、それぞれ解説していきます。

初期費用と月額費用

初期費用と月額費用は、StripeとPayPalどちらも無料で利用でき、決済手数料は国内・国外問わず3.6%になります。しかし、PayPalは決済一件ごとに3.6%+40円が発生するので、若干割高です。

対応クレジットカード

対応クレジットカードはStripeとPayPalどちらも、VISA・MasterCard・AMERICAN EXPRESS・DISCOVER・JCBに対応しており、StripeのみDinersに対応、PayPalのみ銀聯に対応しています。主要なクレジットカードにはどちらも対応しているので、大きな違いはないでしょう。

返金手数料

StripeとPayPalの大きな違いは、返金手数料です。PayPalは最終的な売上金額によって決済手数料が決まることに対して、Stripeでは返金が行われても発生した決済手数料は返ってきません。

返金が多く発生する可能性がある場合は、Stripeの方が利益を圧縮してしまう可能性があります。

どちらを導入すべきか

結論、StripeとPayPalのどちらを導入するべきかというと、両方導入しておくべきです。

StripeはPayPalアカウントを持っていないユーザーに対して販売しやすく、PayPalはアカウントを持っているユーザーが購入時の手間を削減することができます。どちらも導入に費用はかからないので、最初に導入しておきましょう。

StripeをShopify(ショッピファイ)に導入するメリット

StripeをShopifyに導入するメリットは次のとおりです。

StripeをShopifyに導入するメリット
  • 手数料の仕組みがわかりやすい
  • 管理画面が見やすい
  • 決済時に画面移行がされない
  • カスタマーサポートが充実している
  • 簡単に導入できる

StripeとPayPalの違いを理解できたところで、StripeをShopifyに投入するメリットを紹介していきます。簡単に導入できて、見やすく使いやすいだけでなく、顧客の購買意欲を下げない仕組みなので売上を増やすメリットがあります。

手数料の仕組みがわかりやすい

Stripeは、手数料の仕組みがシンプルでわかりやすいです。解説したように、決済手数料はクレジットカード利用分の3.6%になり、初期費用と月額費用無料で利用できます。カードブランド別に手数料の差がない点もわかりやすいポイントです。

また、手数料は自動的に引かれて売上のみが入金されるので別途手続きを行う必要はありません。

管理画面が見やすい

管理画面が見やすく、ユーザーインターフェースに優れている点も魅力です。管理画面では過去の支払い履歴や返金作業を行うことができ、管理画面に情報がすべてまとまっています。

日々の売上の確認や返金対応が行いづらい問題があれば、導入したいと考える企業が少なくなってしまうでしょう。世界中で利用されているStripeだからこそ、利用者目線で管理画面が見やすく最適化されています。

決済時に画面移行がされない

顧客目線のメリットでは、決済時に画面移行がされないことで、カゴ落ちの減少や購入率の向上が期待できます。決済時に画面が何度も移行されて、いつまでも決済が完了しないようなシステムでは、顧客の購買意欲を低下させてしまいます。

Stripeでは購入画面をカスタマイズすることができ、必要最低限の情報を入力するだけで購入できたり、画面移行がされないシステムを利用できたりします。PayPalでは顧客がアカウントを登録しなければ利用できませんが、Stripeはアカウント登録が必要なく、すぐに決済が完了します。

カスタマーサポートが充実している

決済代行システムを初めて導入する企業向けに、無料で充実したカスタマーサポートを提供しています。カスタマーサポートは年中無休で24時間稼働しており、日本語で対応してもらうことも可能なので、国内事業者でも安心です。

サポートは基本的にライブチャットを使用して行われて、メールなどで解決までに時間がかかることなく、すぐに話が進みます。無料のサポートでも十分ですが、より専門的なサポートを受けたい方向けのサポートプランも用意してあります。

簡単に導入できる

StripeがShopifyを始めとして多くのECサービス、事業者に利用されている一番の理由は、簡単に導入できることです。導入時に長い審査が必要になることもなく、誰でも簡単に最短1日で導入できます。

一般的な決済代行サービスでは、審査期間が設けられて利用を開始するまでに1週間〜2週間ほどかかる場合があります。変化の激しい業界で1週間〜2週間のタイムラグが生じてしまうデメリットは非常に大きいので、簡単に導入できることは大きな魅力です。

Stripeが簡単に導入できる理由としては、会社の登記番号や責任者の身分証・電話番号・口座情報など、必要な基本情報を入力するだけで良いからです。

StripeをShopify(ショッピファイ)に導入するデメリット

次に、StripeをShopify(ショッピファイ)に導入するデメリットは次のとおりです。大きなデメリットはありませんが、利用する際に一部知っておくべき点があるので解説します。

StripeをShopifyに導入するデメリット
  • APIドキュメントが英語で書かれている
  • 返金時の決済手数料の返金はされない

APIドキュメントが英語で書かれている

Stripeは世界中で利用されている決済システムですが、公式サイトのAPIドキュメントはすべて英語で書かれています。英語に慣れている担当者の場合は問題ありませんが、日本語に対応していないためシステム開発に苦労するかもしれません。

StripeのAPIを利用してシステム開発を検討している方は、Stirpeの日本法人にサポートを依頼したり、開発パートナーを探したりしてみてください。

返金時の決済手数料の返金はされない

解説した通り、Stripeでは一度発生した決済手数料が返金されることはありません。

どういうことかというと、顧客への返金対応では全額返金や一部返金を行えて、返金手数料も無料ですが、その購入で発生して決済手数料は返ってきません。

返金が多い事業者は、返金されない決済手数料が積み重なって負担になる可能性があります。

StripeをShopify(ショッピファイ)に導入する方法

最後にStripeをShopify(ショッピファイ)に導入する方法は次のとおりです。

StripeをShopifyに導入する方法
  • Shopifyの要件を満たす銀行口座を登録する
  • 通貨を設定する
  • ビジネス詳細と個人情報を入力する
  • 販売前のテストを行う

Shopifyの要件を満たす銀行口座を登録する

Shopifyの要件を満たす銀行口座を登録する

ShopifyにStripeを導入するには、Shopify Paymentsという専用の決済手段を利用する必要があります。管理画面の「設定」から「決済」を選択して、Shopify Paymentsの「アカウントの設定を完了する」をクリックします。

Shopifyでショップを開設したら、Shopifyの要件を満たす銀行口座を登録します。Shopify Paymentsを利用するためには、他にも次の必要事項を記入する必要があります。

必要事項
  • 会社情報
  • 個人情報
  • 銀行口座情報
  • サービスの詳細
  • カード明細書に表示させる請求書情報

これらの情報を入力して「アカウントの設定を完了する」をクリックすることでShopify Paymentsが有効化されます。

通貨を設定する

通貨を設定する

次に、管理画面の「設定」から「一般設定」を選択し、画面最下部のストア通貨を設定します。通貨の設定は販売前のみ可能で、最初の販売後は変更できなくなるので注意してください。

ビジネス詳細と個人情報を入力する

Shopify Paymentsを有効化できているので、次にビジネス詳細と個人情報を入力します。これは会社情報や個人情報などのことで、変更がない場合は次のテストへ進みます。

販売前のテストを行う

Shopify Paymentsには、テストモードといって本番前にテスト販売を行って決済システムをチェックできる機能があります。トラブルを発生させないためにも、Shopify Paymentsを設定したら必ず販売前に行ってください。

テスト方法は、Shopify Paymentsの項目から「編集」をクリックして、テストモードを使用にチェックを入れるだけです。

この状態でテスト用のクレジットカード番号を入力し、正常に購入が完了されるか確認します。問題なければテストモードのチェックを必ずオフに戻すことを忘れないように注意してください。

まとめ

今回は、Shopify(ショッピファイ)にStripeを導入する方法や利用するメリット・デメリットを解説しました。世界中で利用されている決済代行システムのStripeは簡単に導入でき、この記事を読んだ今日から使い始めることが可能です。

PayPalと比べて、アカウント登録する必要なく使用できることや、購入画面の移行がされないことにより、売上を高められる可能性があります。

Shopify Guideは、メディアの運営によってShopifyに関する幅広く情報を得ているため、Shopifyでの運営ノウハウを共有したりコンサルティングしたりすることができます。Shopifyの売り上げをアップさせるには、Shopifyの運営知識を持ったパートナーを見つけることが近道です。

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