ShopifyでのCMS

Shopify(ショッピファイ)で ECサイトを運営している人の中には、商品だけでなく関連する記事をサイトに掲載することで、メディアサイトとしての運営を希望する人が増えてきました。なぜなら、商品についてたくさんのことを語ることができたり、情報を多く掲載できたりすることで、サイトがより魅力的になるからです。

そのため、小規模ビジネスから大規模なオウンドメディアの運営まで、幅広いWebサイトがCMSの導入を積極的に進めています。今回は、ECサイトのコンテンツ運用によって利便性を高めるだけにとどまらず、オーガニック検索においても高いSEO効果を発揮するCMSについて、メリットやShopifyでの導入方法を解説していきます。

CMSとは

CMSと聞いて最初に思い浮かべるのがブログでしょう。確かに、ブログはCMSのシステムが利用されていて、画像やテキストなどの他にデザイン・レイアウト情報を一元的に管理して、すべのページに適用させることができます。

逆に、CMSを導入していないWebサイトでは、HTMLとCSSで1ページずつページを構築して、そのデータを一つずつ保存するという方法になります。

CMSを導入しているWebサイトでは、データベース上に個別に保存されている画像やデザインレイアウト(テンプレート)を必要に合わせて取り出し、Webページを自動的に生成することができるようになります。このように、コンテンツ(Contents)を管理(Management)するシステム(System)のことをCMSと呼んでいます。

ShopifyのプラットフォームもCMSを利用していますが、コンテンツデータの保存や処理を行うヘッドレスCMSをEC機能として提供するサービスを特に区別して「ヘッドレスコマース」と呼ぶことがあります。一般的に、CMSということばは主にブログの管理機能として使われることが多いです。

Shopify(ショッピファイ)はCMS市場で第2位に浮上

Shopify(ショッピファイ)は、CMS市場で2020年から第2位に浮上しました。ECサイトのプラットフォームにおいても2位に位置しており、Shopifyの急成長ぶりが見て取れます。

CMS市場の1位は?というと、言わずと知れた「WordPress(ワードプレス)」です。ECプラットフォームにおいても1位はWordPressのプラグイン「WooCommerce」。つまり、WordPressがCMSとしてもECプラットフォームとしても、どちらもシェアとしては1位のポジションにあるということです。

ただし、.shopや.storeのような、ECストアに人気のドメインでは、WordPressよりもShopifyの方が、シェアが高くなっていますので、WordPressにも負けず劣らずといったところでしょう。日本でも世界と同様にWordPressのシェア率は高く、Shopifyはそれに次いで第2位のシェアですが、それまで人気だったCMSやECプラットフォームを抜いて2位に浮上していますので急激な成長を果たしていると言えるでしょう。

Shopify(ショッピファイ)でのCMSの活用法・メリット

先述したように、CMSは一般的にブログ機能として認識されていますので、ShopifyにおいてもCMSの活用=ブログの活用と考えて良いでしょう。ECサイトにおいてブログを活用していくことも常識的となっており、さまざまなメリットがあります。

Shopifyなら、ブログとECサイトを別々に管理する必要もなく、別のドメインを準備する必要もありません。消費者にとって有益な情報をブログ記事として発信していくことで、メディアコマースを実現することもできます。すぐに導入可能なShopifyのCMS機能をどんどん活用していきましょう。

メディアコマースとは、記事などの情報メディアコンテンツとECサイトが一つになったサイトを指します。近年は、ECサイトにおいても単に買い物ができるだけでなく、コンテンツを複合することで価値を提供するメディアコマースが増えてきています。

サイトの価値を高められる

ブログ記事であれば、さまざまな内容のコンテンツが提供できます。販売する商品についての特徴やこだわり、季節毎のおすすめ商品、おすすめの理由などなど、サイトから発信する情報の量を増やしたり質を高めたりすることで、結果的にECサイト自体の価値を高めることができます。

販売する商品の競合他社の商品との比較記事なども消費者にとって有益な情報になり得ます。新着情報やコラム、時には販売日記などでも新しく情報を更新していくことで、サイトの価値を高められます。

ストアページの補足ができる

トップページや商品ページの長過ぎる文章は、利用者にとってスクロールの手間などがあり、サイトを離脱する原因にもなりかねません。商品ページで書ききれない商品情報を読み物として補うことができます。

ストアについても、スタッフ紹介や店舗紹介などのより細かな情報や具体的な商品の利用シーン、おすすめの利用方法など、ストアや商品についての追加情報を記事にすることで、興味を持ってくれた潜在顧客にアピールすることもできます。

SEO対策により露出を増やせる

記事ページは、作成するたびに蓄積されていきます。これにより、サイトのボリュームを増加させて利用者が求める情報を提供することはSEO対策として非常に効果的です。

SEO対策の効果としてGoogleの検索結果に上位表示されれば、やはり潜在的な顧客をサイトに呼び込むことができるようになります。

Shopify(ショッピファイ)のブログ機能の使い方

これまでお伝えしたようなメリットから、Shopify(ショッピファイ)においてCMS機能を使ったブログを活用しない手はありません。ここからはShopifyのブログ機能の使い方を解説していきます。

タイトル・コンテンツ

タイトル・コンテンツ

管理画面のオンラインストア→ブログ記事から記事の作成ができます。

タイトル

まずは、タイトルの部分に記事のタイトルを記載していきます。基本的にはユーザーがタイトルを見ただけで、どのような内容なのかがわかるように設定しましょう。

ユーザーの検索しそうな語句を考え、そのキーワードを必ず盛り込むようにしてください。狙っているキーワードはできるだけタイトルの先頭に置くことがSEO的に効果的です。

コンテンツ

次に、コンテンツです。コンテンツは、ブログの中身に当たる本文の部分です。

ブログのコンテンツもSEOの観点において非常に重要な部分となりますので、ご自身のストアに関連したキーワードを意識しながらブログ記事本文を執筆しましょう。

WordPressと比較すると少なめですが、Shopifyのブログ記事の執筆エディターには、基本的な書式の設定や、リンクの挿入・表・図・動画の挿入など、ブログ記事作成に必要な機能が揃っています。また、右上の「〈〉」をクリックすれば、HTMLモードでの編集も可能です。

ブログ本文を書き終えたら、右下の【保存】から記事を保存しましょう。書いている途中でも、不意な出来事で消えてしまわないように、時々保存をしておくことをおすすめします。デフォルトでは保存された記事は、非公開状態に設定されていますので、下書きとして保存できます。記事が完成したら右上の【公開/非公開】からブログ記事を公開することができます。

また、新着情報のようなお知らせやニュース記事、ストアの商品紹介やブランドストーリーなど、ブログの訪問者にとって役に立つような記事や、ストアへの関心を促すような記事も執筆することで、有益なサイトへと育てていきましょう。

CSSはストア自体のCSSが適用されますが、コード編集によって新たなCSSを適用させることも可能です。組み合わせてデフォルトにはない凝ったデザインを作成できる点も特徴といえるでしょう。

抜粋

抜粋とは、記事の要約文章です。抜粋が表示される場所は、Shopifyのストア内のブログ記事のセクションを設置した部分やブログ一覧です。抜粋を設定しないと、ストア内では、ブログ記事の本文がすべて表示されてしまいますので、抜粋を設定してブログ一覧が見やすいサイトにしておきましょう。

抜粋に表示したい文字数をあらかじめ決めておいて統一すると、ブログ一覧にきれいに表示することができます。ストア訪問者に見てもらいたい情報を、簡潔に設定することで、ブログへの訪問につながります。

訪れたユーザーは、タイトルだけではわからないブログ記事の内容を抜粋から判断する傾向にあります。そのため、抜粋を魅力的に設定していなければ、ブログの訪問者も下がってしまいます。

したがって、コンテンツ作成と同じように、抜粋も必ず設定が必要です。メタディスクリプションと同じように感じますが、 SEO設定のためのメタディスクリプションは、事項の部分に別に設定する必要があります。

検索結果のプレビュー(SEO対策)

検索結果のプレビュー(SEO対策)

検索結果のプレビューを編集するセクションで設定可能なのは、大きく分けて次の3点です。

設定可能な項目
  • ページタイトル(メタタイトル)
  • 説明(メタディスクリプション)
  • URLバンドル

    この中では、検索結果に表示されるブログ記事の「ページタイトル」と「説明文」および「URLハンドル」が設定できます。

    先ほどのタイトルや抜粋とは別に検索結果に表示させるための設定で、それぞれに上位を狙いたいキーワードやアクセスボリュームの大きいキーワードを織り込むことで、SEO対策を行えます。

    それぞれの文字数は、ページタイトルで70文字、説明で320文字までです。これ以上に設定しても検索結果には表示されませんので、これ以内の文字数に設定しましょう。

    URLについても自由に変更ができますが、デフォルトのままでは末尾に日本語でタイトルが入ってしまい、検索結果には長い英数字に変換されてしまいますので、関連した英単語などに変更しておくことが望ましいです。

    まとめ

    ECサイトの運営においても、CMSを導入する事のメリットの大きさや導入方法について解説しました。ですが、実際にメディアサイトとして運営していくには大変な部分も多いです。

    かくいう、このShopify Guideも、メディアの運営によってShopifyに関する情報を幅広く得ています。そのためShopifyでの運営ノウハウを皆さまと共有することができています。また、ShopifyのECサイトを成功させるには、広告運用などマーケティングの部分も重要です。

    ShopifyでECサイトの新規制作・リニューアルをお考えの方や、Web広告などによるプロモーションを行いたいとお考えの方は、こちらの問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。

    Qries