![Shopifyの決済方法](https://shopify-guide.net/wp-content/uploads/2020/05/Shopifyの決済方法-1024x683.png)
Shopifyストアの決済機能についてお悩みでしょうか?決済はチェックアウトのしやすさに直結するため、Shopifyストアの運営を成功させる重要な要素です。
今回は、Shopifyでおすすめの決済方法を紹介します。Shopifyの決済方法を選ぶ際の注意点とポイントを解説するため、ぜひ参考にしてください。
Contents
Shopifyでおすすめの決済方法
Shopifyでは、具体的にどのような決済方法を選択できるのでしょうか。まずは、Shopifyで使える決済方法のを紹介します。
Shopifyペイメント
Shopifyペイメントは、Shopifyをクレジットカード支払いに対応させる決済方法です。幅広いブランドに対応しており無料で利用できるため、ほとんどのShopifyストアで導入されています。外部サービスを利用する以外で、クレジットカード決済を導入する唯一の方法です。
- 導入費用:無料
- 決済手数料:3.25~4.15%
- 対応ブランド:Visa、Mastercard、American Express、JCB、Diners Club、Discover
- 対応地域:オーストラリア、オーストリア、ベルギー、カナダ、デンマーク、チェコ、フィンランド、フランス、ドイツ、香港特別行政区、アイルランド、イタリア、日本、オランダ、ニュージーランド、ポルトガル、シンガポール、スペイン、スウェーデン、スイス、イギリス、アメリカ
Apple Pay
Apple Payは、Appleが提供するオンライン決済サービスです。手持ちのApple製品の住所などが自動反映されるため、Shopifyストアでの購入時に個人情報を入力する必要がありません。決済時の追加手数料も不要です。導入するには以下のサービスを利用する必要があります。
- Shopify ペイメント
- Stripe
- First Data Payeezy
- Authorize.net
- CyberSource
- Braintree
- 対応ブランド:Mastercard、American Express、JCB
- 決済手数料、振込手数料:Shopifyペイメントの手数料を準拠
Google P800
Google P800は、Googleが提供するオンライン決済サービスです。追加手数料不要で、Googleが提供する高品質な決済サービスを導入できます。Googleを利用している数千万~数億規模のユーザーへのアプローチが可能です。
ただし導入できるのは、Shopifyペイメントを導入しているストアのみです。また、所在地がフランスにあるストアは、Shopifyペイメント導入済みでも利用できません。
- 対応ブランド:Visa、Mastercard、American Express
- 決済手数料:Shopifyペイメントの手数料を準拠
PayPal
PayPalは、国内外の主要なクレジットカードや銀行口座などで、Shopifyストアの支払いができる決済サービスです。オンライン決済代行大手のシステムを利用するため、ユーザーが安心して商品代金を支払えます。Shopifyで提供されている標準の決済手段なので、ストア開設後に導入作業を行う必要がありません。
ただし、Shopifyペイメントを利用しないと、PayPalでの決済ごとに外部サービス取引手数料が請求されます。
- 決済手数料: 3.6% + 40円
Amazon Pay(アマゾンペイ)
Amazon Pay(アマゾンペイ)は、Amazonが提供しているオンライン決済手段です。導入することで、Amazonを利用している膨大なユーザーにアプローチできます。Amazonに記録されている配送先住所を利用するため、購入時に個人情報を入力する必要がありません。
- 対応ブランド: Visa、MasterCard、American Express、JCB
- 決済手数料:3.9~4.5%
- 外部サービス取引手数料:あり
- 対応国:アメリカ、イギリス、デンマーク、フランス、ドイツ、ハンガリー、イタリア、日本、ルクセンブルク、オランダ、ポルトガル、スペイン、スウェーデン
- 対応通貨:米ドル、イギリスポンド、日本円、ユーロ
Meta Pay
Meta Payは、Facebookが提供するオンライン決済サービスです。大手ネットワーキングサービスが母体なので、ユーザーに安心できる決済体験を提供できます。導入するには、Shopifyペイメントの利用が必須です。
- 決済手数料:要お問い合わせ
- 外部サービス取引手数料:あり
KOMOJU
KOMOJUは、さまざまな決済手段に対応しており、幅広い決済ニーズに対応できます。シンプルな料金体系になっており、月額費などの固定費がありません。
ShopifyでKOMOJUを利用するには、KOMOJUの公式サイトでアカウントを作成し、決済の申請と審査を受ける必要があります。審査に合格すると、「 設定」ページからShopifyを連携可能です。
- 決済方法:対応ブランド: クレジットカード、PayPay、LINE Pay、メルペイ、コンビニ決済、au PAY、携帯キャリア決済、楽天ペイ、Alipayなど
- 決済手数料: 3.6~3.85%
キャリア決済
キャリア決済は、大手キャリア3社が提供する決済手段です。携帯キャリア決済をそのままShopifyストアの支払いに利用できます。携帯料金と一緒に商品代金を支払いたいユーザーに人気の決済方法です。 未回収リスクがないため運営側にとってもメリットが多く、カゴ落ちなどの機会損失を防止できます。
- 対応ブランド:NTT DoCoMo、au、Softbank
- 決済手数料:6.4%、15%
- 外部サービス取引手数料:0.5%〜2.0%
Paidy
Paidyは、スマートフォンだけで後払い決済ができます。コンビニ払い・銀行振込・口座振替などに対応しており、クレジットカードを使わないユーザーにアプローチ可能です。Paidyが売掛金を保証してくれるため、未回収リスクもありません。
GMOイプシロン
GMOイプシロンは、法人・個人を問わず、Shopifyストアへの導入がやりやすい決済手段です。3Dセキュアによる厳重なセキュリティ体制になっているため、クレジットカードの不正利用が発生しません 。コンビニ支払い・銀行振込・LINE Payに対応の「GMO後払い」も導入できます。
- 対応ブランド:Visa、MasterCard、American Express、JCB
- 決済手数料:3.2%~
- 外部サービス取引手数料:0.5%〜2.0%
SBペイメントサービス
SBペイメントサービスは、ソフトバンクグループの決済代行サービスです。PayPay・キャリア決済・楽天Pay・WEBコンビニ決済に対応しています。3Dセキュアや不正検知など、高度なセキュリティサービスを無料で利用可能です。
- 対応ブランド: Visa、MasterCard、American Express、JCB、Diners
- 初期費用:3,000円
- 月額費用:1,000円
- 決済サービス:1.8~5.5%
- 外部サービス取引手数料:0.5〜2.0%
GMOペイメントゲートウェイ
GMOペイメントゲートウェイは、国内最大規模の決済代行サービスです。経験豊富なスタッフからの導入サポートを受けながら、簡単にクレジットカード決済やコンビニ決済を導入できます。セキュリティ体制が充実しており、通信の傍受や情報漏えいの心配がありません。
- 対応ブランド:Visa、MasterCard、American Express、JCB
- 決済手数料:3.15%より(応相談)
- 外部サービス取引手数料:0.5~2.0%
atone
atoneは、クレジットカードなしで利用できる後払い決済手段です。1ヶ月の支払い代金の0.5%を値引き分として活用できます。運営元が売掛金を保証してくれるため、販売店側のリスクがほとんどありません。さまざまなジャンルのShopifyストアに導入できます。
- 決済手数料:1.9%~
- 外部サービス取引手数料:0.5%〜2.0%
NP後払い
NP後払いは、コンビニ・銀行・郵便局・LINE Payでの後払い決済に対応しています。紙の請求書や電子バーコードで決済できるため、クレジットカードの登録が必要ありません。運営側が売掛金を保証してくれます。
- 決済手数料:2.9~5.0%
- 月額固定費:0~48,000円
- 外部サービス取引手数料:0.5%〜2.0%
Smartpay
Smartpayは、国内60以上の銀行に対応している後払い決済サービスです。3回の分割払いでも、利息なしで商品の支払いができます。UIがわかりやすくチェックアウトまでがスムーズなため、商品購入時のストレスがかかりません。
- 対応ブランド: Visa、MasterCard、American Express、JCB
- 決済手数料:要お問い合わせ
- 外部サービス取引手数料:0.5〜2.0%
NP掛け払い
NP掛け払いは、BtoB向けの後払い決済サービスです。与信審査や請求書発行など、掛け取引に必要な業務をすべて代行してくれます。運営元が債権保証をしてくれるため、売掛金の未回収リスクがありません。個人事業主から大企業まで、さまざまな規模のShopifyストアが対象です。
- 決済手数料:1.2〜3.6%
- 月額費用:12,000円~
- 外部サービス取引手数料:0.5〜2.0%
Shopifyの決済方法を選ぶ際の注意点とポイント
それでは、Shopifyの決済方法を選ぶ際の注意点とポイントを解説します。
- Shop Payを有効にする
- 特定の地域ではローカル決済を導入できる
- 必要に応じて手動で決済方法を追加する
- Shopifyとの連携性がない決済手段はその他の手動の決済で追加する
Shop Payを有効にする
Shop Payは、Shopifyペイメントの利用ストアが、配送先住所やクレジットカードなどのチェックアウト情報を保存できる機能です。有効にすることで、個人情報せずに商品を購入できます。ユーザーの負担が減り顧客満足度の向上につながるため、かならず有効にしておきましょう。
Shop Payを有効にする手順は、次のとおりです。
- 管理画面に移動し「設定 > 決済」と順番にクリックする。
- 「管理」をクリックする。
- 「[Shop Pay」にチェックする。
- 「保存」をクリックする。
また、Shop Payでは、注文金額が50~999.99米ドル内であれば、金利手数料なしで50~17,500米ドルまでの4回払いに対応しています。
金利なしの分割払いは顧客の支払い負担を軽くするため、販促キャンペーンとして非常に有効です。Shopifyストアやマーケティング資料内に目立つよう強調表示してアピールできるため、効率的にCVRを改善できます。
特定の地域ではローカル決済を導入できる
ローカル決済は現地でのみ利用できる特別な決済方法です。PayPalやAmazon Payなどと比べて汎用性はありませんが、現地に根付いているため顧客満足度の向上につながります。安全で効果的な決済手段なので、自社ストアが対象の場合は積極的に活用しましょう。
Shopifyでは、Shopifyペイメント導入済みで特定の国に該当するマーケットを保有しているShopifyストアでローカル決済を導入できます。ローカル決済の種類は次のとおりです。
- Klarna(オーストリア、ドイツ、スウェーデン)
- Sofort(ドイツ、オランダ、スイス)
- iDEAL(オランダ・要ユーロ決済)
- EPS(オーストリア、ドイツ)
- Bancontact(ベルギー・要ユーロ決済)
- Multibanco(ポルトガル)
必要に応じて手動で決済方法を追加する
Shopifyでは、運営から推奨される決済サービスのほかに、任意の決済方法を自由に追加できます。
たとえば、セキュリティの観点から、Shopifyにクレジットカード番号を入力したくないという顧客もいるでしょう。そのような場合は、販売側が手動で決済方法を追加し、顧客に好きな決済方法を選ばせることができます。手動で追加する決済方法は、代金引換・郵便為替・銀行送金などが一般的です。
Shopifyとの連携性がない決済手段はその他の手動の決済で追加する
NP後払いなどShopifyとの連携が想定されていない決済サービスは、「その他の手動の決済方法」から導入できます。導入方法が公式の決済手段とは異なるため注意しましょう。導入手順は次のとおりです。
- 管理画面から「設定 >[決済」 に移動する。
- 「その他の決済方法を作成する」をクリックする。
- 導入する決済サービスの名前を入力する。
- 「追加の詳細」に決済の注意点などの追記を入力する。
- 「支払い手順」にユーザーが迷わないように支払い手順を入力する。
- 「有効化する」をクリックする。
まとめ
Shopifyストアでの決済は、Shopifyペイメントを基本とし、必要に応じて外部サービスプロバイダを利用します。外部サービスプロバイダは、ベンダーごとに支払方法が異なるため、Shopifyストアの運営地域や顧客の性質などに合わせて最適なものを選びましょう。自社に合った決済方法を選んで、Shopifyストアの売上を向上させてください。
決済方法はECサイトの運営において非常に重要な要素の一つです。Shopify Guideは、メディアの運営によってShopifyに関する幅広く情報を得ていますので、Shopifyでの運営ノウハウを共有したり、コンサルティングを行ったりすることができます。Shopifyのポップアップの開発に限らず、Shopify運営でお悩みやご不安な点がある方は、下の問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。