「Shopifyで導入できる購入方法は?」「複数の購入方法を導入するとどんなメリットがあるの?」そういった疑問をお持ちでしょうか?Shopify(ショッピファイ)では、専用の「Shopifyペイメント」から各種電子決済サービス、コンビニ決済、キャリア決済など数多くの購入方法を導入できます。
そこで今回は、ECサイトで複数の購入方法を利用するメリットやShopifyで導入できる購入方法の紹介、Shopifyの強みを解説していきます。ShopifyでECサイトを構築している方で、クレジットカード決済しか導入していない方や、この記事で紹介する購入方法を導入していない方は、参考にして利用してみてください。導入に特別な費用はかからず、売上アップや顧客満足度の向上が期待できます。
Contents
ECサイトで複数の購入方法が利用できるメリット
ECサイトで複数の購入方法が利用できるメリットは次のとおりです。
- 販売している商材と相性の良い購入方法を選択できる
- クレジットカードを保有していないユーザーに対応できる
- カゴ落ちを防ぎユーザー満足度を高められる
Shopifyは、複数の購入方法を導入するのに最適なECサービスです。管理画面から簡単に導入できる購入方法が多く、連携もスムーズです。
販売している商材と相性の良い購入方法を選択できる
複数の購入方法を利用できることで、扱っている商材と相性の良い購入方法を選択することが可能です。
ターゲットユーザーが若年層や年配層なのであれば、クレジットカードを保有していない可能性があります。そのため、コンビニ決済やキャリア決済を利用できるようにするなどの対応をすべきです。
また、Shopifyは越境ECサイトの構築が可能なECサービスで、国外へ販売する場合は、海外ユーザーが利用している購入方法を導入する対応が必要です。Amazon PayやGoogle Payなど世界中に利用ユーザーが多い購入方法を利用できるので、あらゆる顧客に対応できます。
選択できる購入方法が多いほど、ユーザーニーズに対応できるので、ShopifyのようなECサービスが最適です。
クレジットカードを保有していないユーザーに対応できる
コンビニ決済や後払い決済、銀行振込決済、キャリア決済を導入すれば、クレジットカードを保有していないユーザーに対応できます。
大手クレジットカード会社のJCBが調査した結果によると、日本のクレジットカード保有率は全体で86.6%ですが、20代に限定すると男性で74%、女性で79.8%と平均よりも低い傾向があります。およそ4人に1人はクレジットカードを保有していない計算なので、売り上げを最大化させるためには、上記のようなカード決済以外の購入方法を用意しておくのが好ましいでしょう。
Shopifyでは、「KOMOJU」や「Paidy翌月払い」、「GMOイプシロン」、「SBペイメントサービス」などがコンビニ決済に対応しています。どのサービスも簡単に導入でき、未払いへの対応も充実しており安心です。
カゴ落ちを防ぎユーザー満足度を高められる
複数の購入方法を用意しておくことで、カゴ落ちを防ぎユーザー満足度を高められます。せっかくカートに商品を追加しても、利用したい購入方法に対応していない場合は、購入してもらえないだけでなく、企業やブランドに対してのイメージも悪くなってしまいます。
最初は少し手間がかかりますが、あらゆるニーズに対応できる購入方法を用意しておくことで、結果的に売り上げを向上させユーザー満足度を高められます。
ご自身も一度は購入しようとしたネットショップで利用したい購入方法に対応してなく、ガッカリした経験はあるはずです。導入時に初期費用や月額費用が発生する購入方法は少なく、基本的には決済手数料や売上の振込手数料だけの支払いで利用できます。
ShopifyでECサイトを構築したら、まずは扱っている商材に合う購入方法を優先して導入し、余裕があればあらゆるニーズを満たす購入方法を導入すると良いでしょう。
Shopify(ショッピファイ)で利用できる購入方法
Shopify(ショッピファイ)で利用できる購入方法は次のとおりです。
- Shopifyペイメント
- Amazon Pay
- Google Pay
- Shop Pay
- Apple Pay
- キャリア決済
- 後払い決済
- コンビニ決済&銀行振込決済
利用できる購入方法を比較した表は次のとおりです。
決済方法 | 決済可能ブランド | 手数料 | 特徴 |
---|---|---|---|
Shopifyペイメント | Visa、Mastercard、American Express、JCB | 決済手数料:3.25%〜4.25%
振込手数料:0% |
有効化するだけで取引手数料を無料にできる |
Amazon Pay | Visa、MasterCard、American Express、JCB | 決済手数料:4%〜4.5%
振込手数料:0円 |
Amazonユーザーに使いやすく、個人情報の入力などの手間を無くせる |
Google Pay | Visa、Mastercard、American Express | 決済手数料:3.25%〜4.25%
振込手数料:0% |
Googleアカウントを持っているユーザーが使いやすい |
Shop Pay | Visa、Mastercard、American Express | 決済手数料:3.25%〜4.25%
振込手数料:0% |
配送や請求情報を入力する手間を省ける |
Apple Pay | Mastercard、American Express | 決済手数料:3.25%〜4.25%
振込手数料:0% |
Appleユーザーに使いやすく、Shopifyペイメントとの同期もかんたん |
キャリア決済 | DOCOMO au Softbank |
通常:6.4% デジタルコンテンツ:15% |
未回収リスクが低く、クレジット非保有者に対応できる |
後払い決済 | ー | 代引き決済:360円〜 | 未回収リスクがなく、クレジット非保有者に対応できる |
コンビニ決済&銀行振込決済 | ー | KOMOJU:コンビニ決済2.75% 銀行振込5.0%Paidy:コンビニ決済3.5% 銀行振込:3.5% |
国内需要が高く、クレジットカード利用に抵抗があるユーザーに対応できる |
Shopify ペイメント
Shopifyペイメントは、Shopifyが用意している専用の決済サービスで、登録してから銀行情報などを登録した方はすぐに導入できます。Visa、Mastercard、American Express、JCBに対応しており、Shopifyペイメントを導入するだけで8割は顧客ニーズに対応できるでしょう。
決済手数料は次のとおりです。
- 国内発行のカード:3.25%〜3.4%
- 海外発行のカード/American Express:3.8%〜3.9%
- JCB:4.05%〜4.15%
振込手数料:0%
パーセンテージに幅があるのは、Shopifyの契約プランによって決済手数料が異なるからです。上位プランほど月額費用が高くなる代わりに、決済手数料のパーセンテージが下がります。したがって、売り上げが大きいショップでは上位プランの方が総コストはお得になります。
また、Shopifyペイメント以外では発生する販売手数料が無料になるメリットもあります。Shopifyを利用しているのであれば、利用しない理由がないほどお得なサービスなので、最初に導入してください。
Amazon Pay
Amazon PayはAmazonアカウント保有ユーザーがログインするだけで、配送先や決済情報が入力される購入方法です。他のECサービスでは導入に費用がかかりますが、Shopifyなら無料で導入できます。
決済手数料は次のとおりです。
- 4%(デジタルコンテンツ以外)
- 4.5%(デジタルコンテンツ)
振込手数料:0円
Amazonアカウントを保有しているユーザー数は非常に多いので、国内外問わず非常に便利なサービスです。
Google Pay
Google Payは、Shopifyペイメントと提携しているサービスの一つなので、決済設定でGoogle Payのアイコンにチェックを入れるだけで利用できるようになりますGoogleデバイスを利用しているユーザーで、クレジットカード情報や配送先情報を保存していれば自動入力により簡単に購入できます。
決済手数料は次のとおりです。
- 国内発行のカード:3.25%〜3.4%
- 海外発行のカード/American Express:3.8%〜3.9%
- JCB:4.05%〜4.15%
振込手数料:0%
決済手数料はShopifyペイメントと変わりません。決済対応ブランドはVisa、Mastercard、American Expressの3種類です。チェックを入れるだけで利用できるので、特に理由がなければ導入することを推奨します。
Shop Pay
Shop PayはShopifyで作られたショップを利用しているユーザーに最適な購入方法です。ユーザーのクレジットカード情報や配送情報などを保存することができ、次回以降の取引を簡単にできます。
決済手数料は次のとおりです。
- 国内発行のカード:3.25%〜3.4%
- 海外発行のカード/American Express:3.8%〜3.9%
- JCB:4.05%〜4.15%
振込手数料:0%
決済対応ブランドはVisa、Mastercard、American Expressの3種類です。22言語に対応しているので、海外ユーザーにも対応でき、越境ECサイトを運営している方に最適です。
Apple Pay
Apple PayもShopifyペイメントと提携しているサービスの一つなので、決済設定でApple Payのアイコンにチェックを入れるだけで利用できるようになります。
決済手数料は次のとおりです。
- 国内発行のカード:3.25%〜3.4%
- 海外発行のカード/American Express:3.8%〜3.9%
- JCB:4.05%〜4.15%
振込手数料:0%
Appleユーザーはカード情報を入力する手間がかからず、ワンクリックで購入できるようになります。ただし、決済可能ブランドはMastercard、American Expressの2種類だけです。日本で利用者が多いVISAには対応できないので、どちらかといえば海外向けに販売しているショップに最適です。
キャリア決済
キャリア決済はDOCOMO、au、Softbankの携帯料金の支払いに合わせて請求できる方法です。決済手数料は通常6.4%、デジタルコンテンツで15%とやや高くなりますが、クレジットカードを保有していないユーザーに対応でき、支払い代金の未回収リスクが低いのがメリットです。
後払い決済
代引き決済などの商品を実際に手にしてから支払う後払い決済を利用したい場合は、GMOイプシロンが最適です。
GMOイプシロンの決済手数料は次のとおりです。
- クレジットカード:3.20%〜
- コンビニ決済:130円〜(ただし、1回あたりの決済金額が5万円以上の場合、印紙代として200円が別途必要です)
- 代引き決済:360円〜
- 携帯キャリア決済:6.0%〜
- ウォレット決済:3.6%+40円
複数の決済手段を導入でき、まとめて複数のユーザーニーズに対応できます。購入店舗から注文ごとの売買代金の債権譲渡を受け、請求書の発行と代金の回収を行い、未回収リスクがない強みがあります。
コンビニ決済&銀行振込決済
コンビニ決済と銀行振込決済では、KOMOJUとPaidyが最適です。国内ではコンビニ決済と銀行振込決済の需要がまだまだ高く、クレジットカードの利用に抵抗感のあるユーザーに対応できます。
KOMOJUの手数料は次のとおりです。
- コンビニ決済:2.75%
- 銀行振込:5.0%
振込手数料:216円(入金金額が3万円未満のときの日本国内への振込手数料)海外送金は2,500円
Paidyの手数料は次のとおりです。
- コンビニ決済:3.5%
- 銀行振込:3.5%
振込手数料:500円
コンビニ決済や銀行振込決済に対応したい方は、この2つの決済サービスを検討しましょう。
Shopify(ショッピファイ)の購入方法の強み
Shopify(ショッピファイ)の購入方法の強みは次のとおりです。
- 購入方法が多い
- 情報を入力しやすい
- 購入手数料が安い
購入方法が多い
Shopifyで導入できる購入方法は電子決済サービスや携帯キャリア決済、コンビニ決済、銀行振込などさまざまで、14種類の決済サービスを利用できます。世界175ヶ国で利用されているからこその充実さで、Shopifyでサイトを構築した方は、管理画面から導入手続きへ進めます。
解説したように、利用できる購入方法が多ければカゴ落ちを防いで売り上げを向上できます。他のECサービスでは導入できる購入方法が少なく、連携しようとしても自らAPIを取得してシステムを構築する手間がかかります。導入にかかる手間を除けば、初期費用や月額費用は発生しません。
情報を入力しやすい
Google PayやAmazon Pay、Apple Payなど各種サービスを利用していればクレジットカード情報を入力する必要なく購入できる方法から、Shopifyを利用するユーザーが利用しやすいShop Payなど購入手続きを簡略化するサービスが充実しています。
購入手続きにかかる手間を少しでも減らすことは、売り上げの向上に直結するインパクトがあり、Shopifyでは簡単に簡略化できます。
購入手数料が安い
最も購入手数料が安いShopifyペイメントは次の手数料で利用でき、上位プランで契約すればより手数料を抑えられます。
- 国内発行のカード 3.25%〜3.4%
- 海外発行のカード / American Express 3.8%〜3.9%
- JCB 4.05%〜4.15%
導入にかかる初期費用や月額費用は一切かからず、販売手数料や振込手数料もかかりません。多通貨による決済対応が可能で、この手数料で利用できる決済サービスはShopifyの他にありません。
まとめ
今回は、Shopify(ショッピファイ)で利用できる購入方法と、複数購入方法を導入するメリット、Shopifyの強みを紹介しました。
購入方法は複数対応しておくことで、あらゆるニーズの顧客に対応でき、売上を最大化できます。ShopifyでECサイトを運営している方で、まだ複数の購入方法を導入していない場合は、この記事を参考に導入を検討してください。
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