Shopify(ショッピファイ)を活用すれば、カスタマイズ性の高いECサイトを低コストで制作できるので非常に便利ですが、実際にどのようなECサイトを制作できるのか、イメージできない方も少なくありません。
そこで、この記事では、今回はShopifyの導入実例を国内&海外合わせて10種類紹介します。さまざまな業界のECサイトを参考にして、制作イメージを明確にしてください。
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Shopify(ショッピファイ)の特徴とは?
Shopify(ショッピファイ)は、2004年にカナダで創業したECサイト制作サービスで、世界175ヶ国100万店舗以上で導入されている世界No.1シェアの実績があります。これからECサイトを制作しようと考えている方は、利用者が多く、非常に活用しやすいShopifyでECサイトの制作がおすすめです。
Shopifyの特徴は次のとおりです。他のECサイト制作サービスでは実現が難しいことも、Shopifyでは簡単に行えるため、以下を参考にして利用を検討してみてください。
- 低コストで導入できる
- アプリを活用して機能をカスタマイズできる
- 在庫&配送&売上管理がしやすい
- 越境ECサイトを制作しやすい
低コストで導入できる
Shopifyが世界中で利用されている理由は、カスタマイズ性の高さもありますが、運営コストが非常に低コストということです。Shopifyの料金プランには、次の3種類があります。
- ベーシック:月額29ドル
- スタンダード:月額79ドル
- プレミアム:月額299ドル
月額29ドルから本格的なECサイトを制作することができます。どのプランを利用する場合でも、2週間の無料トライアルから使い始めることが可能です。
Shopifyほどカスタマイズ性の高いECサイト制作サービスで、これほど低価格で利用できる他のサービスはないので、少しでもコストを抑えてECサイト運営を始めたい方におすすめです。
初期費用や月額費用が無料で利用できるサービスも中にはありますが、機能やデザインのカスタマイズ性に大きな違いがあるので、本格的にECサイトを制作したい場合は、Shopify一択だと言えます。
アプリを活用して機能をカスタマイズできる
Shopifyは、5,000種類以上のアプリを利用して、ECサイトの機能を簡単にカスタマイズすることができます。そのため、扱っている商品や販売戦略に応じて、自由にサイトを作り替えることが可能です。
アプリを活用しなくてもShopifyに搭載されている初期機能で、ECサイトを作って販売を開始することもできますが、SNS連携や配送の手配、SEO対策などはアプリを活用して機能を拡張していきます。Shopifyを利用する方は、積極的にアプリを活用することをおすすめします。また、他のECサイトと差別化したい場合も、アプリを活用すると便利です。
他のECサイト制作サービスでは、機能の追加に制限があったり、機能を拡張できたとしても、基本的な機能しかなく、柔軟な販売戦略を行うことは難しいです。どうしてもカスタマイズしたい場合は、フルスクラッチなどのゼロからECサイトを開発するコストのかかる方法しかありません。
このように、Shopifyほど低コストでECサイトを運営できて、カスタマイズ性も高いサービスは他にないと言えるでしょう。
在庫&配送&売上管理がしやすい
Shopifyは在庫管理や配送手配、売上管理を行いやすい特徴があります。在庫と売上の管理はスマホアプリからいつでも簡単に確認することができ、在庫状況を見て仕入れを行ったり、直感的に操作して管理できたりします。配送面では、日本郵便やヤマト運輸、佐川急便と提携して、海外の配送業者とも提携できます。
他のECサイト制作サービスでは、配送業者と提携するのに別料金や手間がかかったり、そもそも利用できる配送会社が少なかったりと何かと問題があります。初めてECサイト運営を行う方は、管理に手間がかからないShopifyがおすすめです。
越境ECサイトを制作しやすい
解説した通り、Shopifyは世界中で利用されているECサイト制作サービスです。そのため、多言語&多通貨に対応しており、国内だけでなく、海外向けの越境ECサイトの制作を行いやすい特徴があります。
Shopify以外のサービスを利用した場合は、越境ECサイトを制作するために、多言語&多通貨に対応するカスタマイズを行う必要があり、膨大なコストが必要になります。しかし、Shopifyなら世界三大配送会社と提携しており、海外配送も全く問題ありません。対応通貨は100種類以上で、世界中の地域に合った決済方法で商品を販売できます。
Shopify公認のアプリを活用すれば、ストアを多言語に翻訳することも簡単です。本来越境ECサイトを制作する場合は、膨大なコストが必要でしたが、Shopifyを利用すれば誰でも簡単に海外販売を行えるようになりました。
Shopify(ショッピファイ)導入サイトの事例:日本国内編
では、まずはShopify(ショッピファイ)導入サイトの実例を、日本国内の企業に絞って紹介します。
国内企業なので、同業界のECサイトがある場合は、参考になる部分が多いはずです。実際のサイトリンクも記載しているので、サイトを確認して、どのようなデザインで、どんな決済方法に対応しているのかなどを確認してみてください。
- KANAGU STORE
- ゴーゴーカレー
- Runtrip Store
- Furbo
- ガジェマ
- 丸菱工業株式会社
KANAGU STORE
KANAGU STOREは創業1903年で、年商100億を超える上場企業が運営しており、職人のこだわりが詰まった金属雑貨やインテリアを販売しているECサイトです。
サイトデザインが美しく、FacebookやInstagramなどSNSと連携して、SNSからの集客と販売を行っています。サイトデザインが完成されているので制作が難しいと思われるかもしれません。しかし、KANAGU STOREのようなデザインは、Shopifyの「テンプレート(テーマ)」を活用して部分的にカスタマイズを行えば、さほど手間と時間をかけずに作ることができます。
シンプルながらトップページと商品ページの導線がわかりやすく、使いやすいECサイトになっています。
ゴーゴーカレー
金沢カレーとして有名なゴーゴーカレーは、お店の味を自宅で食べられるように、レトルトで食べられるゴーゴーカレーセットを販売しています。
ゴーゴーカレーのECサイトは、Shopify公式サイトの成功実例でも紹介されているように、海外向けに販売する目的でShopifyを導入して制作し、ECモールでは対応できない大量注文や、BtoB専門の窓口も設けて、他社との差別化を行っています。
商品ラインナップはゴーゴーカレーファンが利用しやすいように、50食セットなどの大量注文に対応しており、お店と同じフォークや特製カレー皿を購入すれば、自宅で見た目も忠実に再現できます。
ECサイトを見て頂ければわかりますが、商品ラインナップがトップページから見やすく、すぐに欲しい商品を見つけることが可能です。また、PayPalやGoogle Payなどの支払いにも対応しており、幅広い顧客層のファンを獲得できています。
初めてゴーゴーカレーを購入する方でも、利用しやすいように「お買い物ガイド」が作られているのは安心です。サイトデザインや機能面で大変参考になるECサイトと言えるでしょう。
Runtrip Store
Runtrip Storeは、ランニングや旅に役立つアイテムを販売しているECサイトです。シンプルで見やすいデザインですが、各所に工夫が施されており、さまざまな業種で参考になるECサイトです。
例えば、商品画像にカーソルを乗せると写真が拡大されたり、切り替わって別角度で確認できたりします。商品個別ページでは、活用シーンをイメージさせる写真と説明文、サイズや素材などが詳細に記載されているので、購入まで不安なくスムーズに導線が作られています。
また、始めて利用する方でも、公式LINEに登録するだけで、600円オフクーポンがもらえる訴求を行っているので、購入ハードルを下げることができています。集客はTwitterやFacebook、InstagramなどのSNSから行っており、ECサイトと連携しているためユーザーがSNSからページを移転することなく、商品を購入できるようにしています。
Furbo
Furboは、外出先でも自宅にいる愛犬とコミュニケーションを取ることができるハイテクドッグカメラです。愛犬におやつをあげたり、声をかけたりできます。Amazonでも300件以上のレビューがされている人気商品で、世界10ヶ国でベストセラーに選ばれています。
ECサイトのトップページを見てわかるのは、実際に商品を活用して、愛犬を見守る映像とともに、購入者のレビューが記載されていることです。これにより商品購入後の使用感をイメージでき、レビューによって、安心して購入することができます。
ガジェマ
ガジェマは、iPhoneカバーやバックパックなど、生活に役立つアイテムを多く取り扱っているショップです。おしゃれで他では買えない商品をたくさん見つけることができます。
トップページ下部には、ブログメディアが紹介するガジェマの商品レビューやおすすめガジェット紹介記事を見ることができるので、ガジェマの商品が欲しくなること間違いありません。
集客はメディアやSNSから行っており、すでにファンを獲得しているため、リピーターの獲得も行えています。また、サイトを見てもらえるとわかりますが、利用可能決済方法が多く、幅広いニーズに対応しています。
丸菱工業株式会社
椅子やクッションを販売している丸菱工業株式会社のECサイトは、長年のノウハウと人間工学をもとに「一度座ったらその良さがわかる」という良質な商品だけを取り扱っています。
ECサイトのトップページでは商品カテゴリー別の紹介と、使い方が解説されており、無料相談を行っているので、どの商品を購入したら良いかわからない方や、座り心地を試してみたい方でも安心して利用できます。
Shopify(ショッピファイ)導入サイトの事例:海外編
次に、Shopify(ショッピファイ)を導入したサイトの海外実例を紹介します。海外から日本向けに販売されているサイトもあれば、サイトデザインのクオリティが高いサイトもあるので、自社のECサイト制作の参考にしてみてください。
- Sapling Child
- レッドブル
- X-girl
- Floral Neverland
Sapling Child
Sapling Childは、オーストラリアやアメリカを中心に販売されているベビー服専門のECサイトです。すべてオーガニック素材で作られていて、安心して使用できます。
サイトデザインや柔らかい印象のフォントやカラーで作られており、集客はSNSを中心に行われています。かわいいベビー用品を購入する方はInstagramなどに投稿することが多いので、購入者の投稿をリポストして公式サイトで配信することで、購入者とのつながりを作りながら、自然な第三者レビューを紹介でき、効果的な集客を行えています。
レッドブル
エナジードリンクで世界的に有名なレッドブルのECサイトも、Shopifyで制作されています。レッドブルのECサイトで販売されているのは、エナジードリンクではなく、メンズ&レディースのアパレル製品です。レッドブルはオリジナルの商品に加えて、他のブランドとコラボした商品を作成しているので、ECサイトでしか手に入らないアイテムが多く揃っています。
サイトはレッドブルカラーで作られており、商品ページは商品画像や説明文、配送方法や返品についてが詳細に記載されており、レコメンドツールを活用し、ユーザーデータからおすすめする商品を表示させて、追加購入を促しています。
X-girl
X-girlは、ニューヨーク発のレディスファッションブランドで、日本でも非常に人気があります。購入にはUSドル(米ドル)のみ対応していますが、サイトに掲載されているモデルさんを見ても、日本人向けに販売されていることがわかります。
ECサイト内でX-GIRLニュースとして情報を発信していたり、集客はInstagramをメインに活用したりしています。Instagramのフォロワーは4万人を超えており、Instagramで気に入った服を、連携したShopifyですぐに購入することができます。アパレルとInstagramは非常に相性が良いので、Shopifyでアパレルを販売したい方は参考になるはずです。
Floral Neverland
Floral Neverlandは、カナダのブリザードフラワーを使って作られたiPhoneケースを販売しています。印刷ではなく、実際に手作業で作られているためクオリティが高く、日本でも人気があります。
サイトデザインはシンプルでわかりやすく、商品を探すのに手間がかかりません。ShopifyはFloral Neverlandのように、シンプルで見やすいサイトデザインを作りやすい特徴があります。
まとめ
国内&海外のShopify(ショッピファイ)導入事例を10種類紹介しました。Shopifyの機能や特徴については理解できたけど、イマイチ制作イメージが持てないという方は、今回紹介したサイトなど、実際にShopifyを導入して作られているECサイトを参考に、制作してみてください。
これからShopifyで新しくECサイトの制作や既存のECサイトのリニューアルをお考えで、制作代行を探している方は、こちらの問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。Shopify Guideはメディアの運営によってShopifyに関する幅広く情報を得ているため、Shopifyでの運営ノウハウを共有することができます。
ShopifyでECサイトの運営を始めるなら、知識を持ったパートナーと始めることをおすすめします。