
「ShopifyのSEOアプリにはどんなものがあるのだろう」「それぞれのSEOアプリの特徴を比較してみたい」そんな思いを抱いている方も多いのではないでしょうか?ShopifyのSEOアプリは種類がたくさんあるため、どれを使えば良いか悩みますよね。
今回は、ShopifyのおすすめSEO対策アプリ8つと、ShopifyにおけるSEO対策のメリットなどを解説します。ぜひ最後までお読みください。
ShopifyにおけるSEOとは
SEO(Search Engine Optimization)は日本語では「検索エンジン最適化」といいます。簡単にいえば、検索エンジンに評価されやすいように、ウェブサイトを最適化することです。
SEO対策に成功すると、ユーザーと検索エンジンの双方から、価値あるサイトと認められて、検索結果の上位に表示できます。
ShopifyにおけるSEO対策のメリット
ShopifyにおけるSEO対策の主なメリットは次のとおりです。他の集客方法と比較したメリットも解説します。
- ストアへの流入数が増える
- 広告よりコストを抑えられる
- 購入意欲が高いユーザーを集客できる
- ブランディングになる
- 資産として残る
ストアへの流入数が増える
ShopifyにおけるSEO対策のメリット1つ目は、ストアへの流入数が増えることです。
SEO対策が成功して、サイトが上位表示されると、多くの人の目に触れるようになります。検索順位が上位である限り、自動的にユーザーが訪問し続けて、流入数が増えるのです。
「集客」はストアの収益増加に直接的に関わるので、その部分を強化できるのは大きなメリットといえるでしょう。
広告よりコストを抑えられる
ShopifyにおけるSEO対策のメリット2つ目は、広告よりコストを抑えられることです。
リスティング広告では1クリックごとに課金されるのに対して、SEO対策は検索結果に上位表示されている限り、無料で集客できます。リスティング広告とは、お金を支払って検索結果の上位に、広告としてサイトを表示させる手法です。
SEO対策も、業者に外注すると初期費用がかかります。しかし、リスティング広告のように継続した費用は発生しない場合が多いです。そのため、長期的に見ればコストを抑えられます。
購入意欲が高いユーザーを集客できる
ShopifyにおけるSEO対策のメリット3つ目は、購入意欲が高いユーザーを集客できることです。
顧客が検索しそうなキーワードを予想して、そのキーワードで上位表示することができたら、商品に興味を持つユーザーの目に触れやすくなります。
購入意欲が高いユーザーを集めれば購入率が高くなるので、売上向上につながります。想定しているユーザーのニーズを把握し、適切なキーワードを選定することが大切です。
ブランディングになる
ShopifyにおけるSEO対策のメリット4つ目は、ブランディングになることです。
ブランディングとは、商品や企業の魅力的なイメージを、消費者に浸透させていく手法を指します。サイトが検索結果の上位に表示されれば、ユーザーがサイトを見かける回数が増えて、ブランドへの信頼や認知が向上するのです。指名検索も多くなっていくでしょう。
SEO対策をすれば、ストアのブランドを高めることができるのは大きなメリットといえます。
資産として残る
ShopifyにおけるSEO対策のメリットの5つ目は、資産として残ることです。
広告は予算がなくなれば出せなくなりますが、SEO対策がされたサイトならば、上位表示されていれば永久に集客に役立ちます。資産性が高い点は、SEO対策の大きな利点です。
ShopifyのおすすめSEO対策アプリ8選
ShopifyのおすすめSEO対策アプリは次のとおりです。それぞれを比較して、自社ストアに合ったSEO対策アプリを見つけましょう。
- SEO Manager | SEO Optimizer
- Plug In SEO
- Page Speed Booster (遷移速度改善アプリ)
- SearchPie: SEO最適化とウェブサイト高速化
- RuffRuff 目次作成|ブログ記事の読みやすさを向上
- RuffRuff 著者情報|職人やクリエイター、デザイナーも
- AMP ‑ Shop Sheriff AMP Pages
- Swift SEO ページスピードオプティマイザー
1.SEO Manager | SEO Optimizer
「SEO Manager | SEO Optimizer」は、専門知識がない人でも簡単にSEO対策ができるアプリです。一番安いプランならば月額9ドルから始められます。
- ストア分析の自動化と改善点の提案
- キーワード選定などの各作業の管理
- 初心者でも利用しやすい
- 競合調査や順位の追跡から計画を提案してくれる
2.Plug In SEO
「Plug In SEO」は、サイトのSEOに関する要素を一括で確認して、現状と解決法を示すアプリです。ストアの規模に合わせて柔軟な料金プランを選べます。無料体験もあるので気になった方は無料から試すと良いでしょう。
- リンク切れ修正
- キーワードターゲティング
- ストアの規模ごとに柔軟な料金プランがある
3.Page Speed Booster (遷移速度改善アプリ)
「Page Speed Booster (遷移速度改善アプリ)」は、Shopifyのサイト読み込み時間を短くするアプリです。
サイト読み込み時間が長いと、顧客はすぐに離脱します。読み込み時間を短くすると、離脱率が下がり、結果として検索結果の上位に出やすくなるのです。もちろん、離脱率の減少は購入率の増加にも繋がります。
最新テーマにも対応している点や、価格が無料である点も魅力の一つです。
4.SearchPie: SEO最適化とウェブサイト高速化
「SearchPie: SEO最適化とウェブサイト高速化」は、サイトの高速化をしてくれるアプリです。画像圧縮、AMP、インスタントページなどの読み込み時間を高速化するなどして、サイトの高速化を進めます。
無料プランから始められるので、試用が簡単に始められます。また、次のような機能もあります。
- レポートを通してSEO面での課題を把握する
- Altタグ、メタタイトルなどの更新
- 長いURLや404URLを検出して、ウェブサイトの信頼性向上のために最適化する
5.RuffRuff 目次作成|ブログ記事の読みやすさを向上
「RuffRuff 目次作成|ブログ記事の読みやすさを向上」は、各ページに目次が自動で作成されるアプリです。目次を作ることのページの例としては次のものがあります。
- ブログ記事
- コレクションページ
- 商品ページ
目次は、ユーザーの利便性を高めるなどの観点から、SEOに関係する要素の一つです。目次の色、開閉ボタンなどをカスタマイズできる点や日本語サポートがある点も魅力です。無料プランもあるので、まずは試しに導入してみましょう。
6.RuffRuff 著者情報|職人やクリエイター、デザイナーも
「RuffRuff 著者情報|職人やクリエイター、デザイナーも」は、各ページにプロフィール情報を載せられるアプリです。
プロフィール情報は、信頼性の観点からSEOにおいて大切な要素の一つです。Googleガイドラインにも、信頼性が低いページは、SEO面での評価が悪くなることが書かれています。
ライブプレビューを見ながら進められたり、プロフィール情報などのデザインをカスタマイズできたりするところも良い点です。また、このアプリも無料プランがあります。信頼性を高めるためにこのアプリを使って、プロフィール情報を表示していきましょう。
このアプリでは、主に次のプロフィール情報を設定できます。
- 著者
- ライター
- 監修者
- 開発者
- アーティスト
- デザイナー
- 資格保有者
7.AMP ‑ Shop Sheriff AMP Pages
「AMP ‑ Shop Sheriff AMP Pages」は、AMP(Accelerated Mobile Pages)を実現するアプリです。
AMP(Accelerated Mobile Pages)とは、モバイルページを高速化する仕組みを指します。読み込み時間などが短くなるということです。主に次の2つのメリットがあります。
- ページが高速化してユーザーの離脱を防げる
- ユーザーの満足度が高まり、結果としてSEO効果を得られる
このアプリも無料プランがあります。モバイルページにも対応したSEO対策を進めていきましょう。
8.Swift SEO ページスピードオプティマイザー
「Swift SEO ページスピードオプティマイザー」は、さまざまなSEO対策やサイト高速化を進めるアプリです。
無料でも多くの機能が使えて、最上位プランでも月額29ドルなので、リーズナブルな値段で豊富な機能を使えます。主な機能は次のとおりです。
- ChatGPTでSEOメタタグやAltテキストを自動生成
- 301と302のリンク切れリダイレクト
- 競合記事を細かく分析
- HTML、CSS、JavaScriptの改善でページ速度向上
ShopifyのおすすめSEO対策ツール2選
ShopifyのSEO対策では、実行したSEO対策の効果を分析してPDCAサイクルを回すことが大切です。最後に、分析に役立つShopifyのおすすめSEO対策ツールを2つ紹介します。
- Google アナリティクス
- Google Search Console
1.Google アナリティクス
「Google アナリティクス」は、Google公式の分析ツールです。
たとえば、メルマガからの流入数が想定より少なければ、メルマガの文章やデザインを見直すなどの施策をすべきだと分かります。ユーザーの反応や行動を詳しいデータで確認し、課題を明確にしましょう。
- 商品の購入率や購入数
- ストア内での各ページの閲覧数の増減
- ストアへの流入元の内訳
- サイト訪問者の属性(性別、年齢、地域)
2.Google Search Console
「Google Search Console(グーグルサーチコンソール)」も、Googleによって提供されている分析ツールです。
- キーワードごとの掲載順位
- 自社ストアが表示された回数
- クリック数
- サイトの利便性の観点での課題
「Google Search Console」と「Google Analytics4」の違いは、Google Analytics4がユーザーがストアに流入した後の状況(離脱率、購入率など)を分析する一方で、Google Search Consoleはユーザーがストアに流入する前の状況(キーワードごとの掲載順位、クリック数など)を分析します。
「Google Analytics4」と一緒に使って、ストアの課題発見と改善に努めましょう。
まとめ
ShopifyにおけるSEO対策のメリットやおすすめアプリを紹介しました。
SEOを対策すれば、流入数の増加やブランド向上など多くの恩恵を受け取れます。SEO対策は複雑ですが、初心者でもSEOアプリを駆使すれば上手く対策できるのです。
SEO対策は、自社ストアに合ったアプリを見つけることからスタートします。自社ストアに最適なSEOアプリを見つけるには、Shopifyの経験者と相談しながら選ぶのが一番です。
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