shopifyのecサイト

今日の新型コロナウイルスの影響で、オフラインで商品を販売していた個人や企業がオンラインでの販売にシフトしています。さまざまなECプラットフォームがある中で、SaaS型(月額費用を毎月支払うことで運営できるECサイト)である「Shopify(ショッピファイ)」は誰でも簡単にECストアを作ることができます。

今回は、ShopifyでECストアを構築するメリットや流れ、事例を紹介していきます。「ShopifyでECストアを立ち上げるメリットが知りたい」ECストアを制作する流れがわからない」「Shopifyの事例ってどんなものがあるのか知りたい」という初心者の方は必見です!

Shopify(ショッピファイ)でECサイトを制作するメリット

Shopify(ショッピファイ)でECサイトを制作するメリット

Shopify(ショッピファイ)は、国内外問わずにオンライン販売を始めることができます。Webやモバイル、実店舗などの複数販売チャネルを持つネットショップの作成から、売上管理、在庫連携なども簡単に行うことが可能です。現在まで175カ国、流通金額は10兆円以上、100万以上のストアがShopifyで構築されています。

Shopifyを用いてECストアを構築するメリットは以下が挙げられます。

  • 毎月の運営コストが安い
  • 初心者でも簡単にストア構築できるUI/UX
  • アクセス過多でもサーバーがダウンすることがない
  • カスタマイズの柔軟性
  • Shopifyパートナーへの依頼が可能
  • さまざまな販売チャネルとの連携が可能

これらの内容から、Shopifyは月額料金も安いSaaS型の特徴と、オープンソース型のカスタマイズ性を持ち合わせたハイブリッドと言えるでしょう。それでは、メリットについてそれぞれご紹介していきます。

初心者でも簡単にストア構築できるUI/UX

ShopifyはシンプルなUI(見た目)でストア運営に必要な機能は全て揃っています。ストアは無料のテンプレートを用いても運営が可能なうえ、こだわりたい場合は約70種類以上あるテンプレートからデザインを選択できます。

テンプレートベースでのストア構築でも、Shopify管理画面からオンラインストア→カスタマイズを選択すると、ストアの見た目を直感的にカスタマイズすることができます。

初心者でも簡単にストア構築できるUI/UX

また、管理画面の操作方法も最初は大変かもしれませんが、慣れてしまえば簡単に使うことができます。商品登録に始まり、注文や顧客の管理、決済や配送などの裏側の設定ももちろん可能です。

shopify 管理画面

Shopifyの管理画面は、多機能であることで有名なMakeshopと比べると、非常にシンプルであることがわかります。

アクセス過多でもサーバーがダウンすることがない

Shopifyは非常に強力なサーバーを保有しているので、秒間決済が多くてもサーバーが落ちてしまうということはほぼありません。※Shopifyペイメントのみであり、外部決済サービスについては都度確認する必要があります。

画像の登録も無制限ですので商品画像、記事に挿入する画像の枚数を気にせずに保存できるのがメリットの一つです。さらに、商品登録数に制限のあるEストアーやFutureshopと比較すると商品登録数も無制限となっています。

もちろん、サーバー管理費用もかからないのが利用者にとって嬉しいポイントです。

カスタマイズの柔軟性

上記でご紹介した標準で設定できるカスタマイズには限界があります。その場合は上級者向けですが、Shopifyのテーマ言語である、「Liquid」というRubyベースのテンプレート言語を直接編集して機能を追加することも可能です。

SaaS型のプラットフォームはほとんどのものが、コーディングによるカスタマイズができます。しかし、BASEでは無料の拡張機能を導入する必要があったり、STORES.jpのようにそもそもコード編集ができないプラットフォームと比較すると、Shopifyは拡張性が高いと言えるでしょう。

初心者の方でも、ストアを運営するにあたって機能を追加したいという場合は、外部アプリを使うことでさまざまなカスタマイズができます。

外部アプリは無料のものと、月額費用が発生するものの2種類があります。もちろん有料アプリを追加するほど運営コストがかかっていくので、欲しいと思った機能について「本当に必要な機能かどうか」を精査する必要があります。

Shopifyパートナーへの依頼が可能

コーディングができないけれどもストアを細かくカスタマイズしたい方は、クラウドソーシングサービスなどを利用して外部業者に依頼をすることでも対応できます。一方でShopifyには「Shopifyパートナー」という個人・企業のパートナープログラムが存在します。

Shopifyパートナーは、Shopifyの開発に関する知見も持ち合わせているので、各種Shopifyパートナーのお問い合わせフォームから質問してみることをオススメします。以下で、Shopifyパートナーの企業をいくつかご紹介します。

  • コマースメディア株式会社
  • 株式会社ウェブライフジャパン
  • 株式会社飛躍
  • フラッフシップ合同会社
  • 株式会社フラクタ
  • 株式会社KOSHIKI

これらの企業は実績も多く、安心してストア構築依頼をお願いできます。

さまざまな販売チャネルとの連携が可能

Shopifyでは、FacebookやInstagramなどのSNSとの連携や、実店舗が既にある場合はShopify POSとの連携も可能です。集客路線としてSNSは非常に有効であり、フォロワーに対してストアの商品を訴求することもできます。また、設定は複雑ですがInstagramにShopifyのカート機能をつけることもできます。

Shopify POSはiOSやAndroidで利用できるアプリで、オンラインストアと実店舗の売上や在庫、商品情報を一元管理することができます。

Shopify(ショッピファイ)でのECサイト(ストア)構築の流れ

Shopify(ショッピファイ)でのECサイト(ストア)構築の流れ

Shopify(ショッピファイ)は、初心者の個人の方でも手軽にストアを構築できるECプラットフォームと紹介しました。ここでは、ストア構築の流れを順を追って解説していきます。

ゼロから構築までの流れは次の通りです。テクニック的な内容よりも、ストアを運営して売上を上げていくためのロードマップに近い内容でお伝えしていきます。

ストア構築の流れ
  • ストアのコンセプトを決める
  • 販売商品を決める
  • Shopify公式ホームページより無料登録をする
  • 必要機能を洗い出す
  • ストアの裏側の各種設定をする
  • 有料プランを選択する

ステップ①:ストアのコンセプトを決める

まずは「どんなストアにするのか」のコンセプトを決めましょう。コンセプトが決まっていないと、ストア運営途中に軸がぶれてしまい、せっかく訪ねてきたユーザーに不信感を与えてしまいかねません。

さらに、商品力の強い大手ストアなどの競合などと比較して、ゼロから作ったストアはどうしてもインパクトが薄くなりがちです。そのため、ターゲットとなるユーザー像を考え、小規模な市場でもファンを増やしていけるようなコンセプト作りが非常に重要と言えるでしょう。

もし具体的なストアのコンセプトが思いつかないという方は、競合調査を兼ねて今考えているジャンルでの他のストアを参考にしてみる、もしくはどのような商品が売れているかのリサーチをすることをおすすめします。

ステップ②:販売商品を決める

ストアのコンセプトが決まった後は、どのような商品を売るかをより具体的に考えていきましょう。

  • 商品はその商品がターゲットのユーザー層をマッチする商品か
  • 費用対効果はあるか
  • 他のストアにはない魅力があるか

などを中心に決めることがおすすめです。

もしすでにオフラインでの販売実績がある場合には、その商品がなぜ売れているのかを軸に考えるのも一つの手です。販売する商品を決めることも大事ですが、その商品をどのようにプロモーションしていくかも重要です。

ECストアを構築しただけでは、余程ブランド力のある商品でない限り、商品の販売は難易度が高いです。そのため、各種SNSやブログ記事執筆などの集客方法についても併せて考えましょう。

ステップ③:Shopify公式ホームページより無料登録をする

Shopifyの登録はストア名と「.myshopify.com」の前につくドメイン(後に独自ドメインに変更可能)、メールアドレスとパスワードを入力するだけで登録ができます。登録後はShopifyの管理画面に触れて使い方を学んだり、テンプレートを差し替えたり、設定をすればテスト決済などができます。

通常、Shopify公式ホームページからの登録の場合は14日間しか無料期間がありません。しかし、先ほど紹介した「Shopifyパートナー」に問い合わせ後、開発ストアの制作を依頼することで期間の制限なく利用が可能です。

無料ストアでは、有料アプリのインストールや決済をアクティブにして注文を処理することができません。ストアオープンの際は、次の3つを行うことでストアオープンができます。

  • 有料プラン(後ほど解説します)のいずれかを選択
  • 決済のテストモードを解除
  • ストアのパスワードを無効にする

ステップ④:必要機能を洗い出す

カスタマイズや外部アプリを使うことによって、ストアに役立つ機能を追加することができます。例えば、次のような項目が挙げられます。

必要機能
  • 配送日時をカート画面に追加
  • ポップアップでさまざまな表示をユーザーに表示
  • サブスクリプション機能
  • 商品情報にメタ情報を追加・呼び出し
  • メルマガのカスタマイズ
  • 納品書の発行
  • 再入荷通知
  • 言語切り替え(Shopify内でも設定が必要)

 

上記はほんの一例であり、Shopify app storeには他にもさまざまな機能を持つアプリが存在します。カスタマイズはコードの編集となりますので、紹介したように初心者の方は外注することをおすすめします。

ストアに必要な機能は人によっても違いますので、必要な機能のみをストアに導入するようにしましょう。

ステップ⑤:ストアの裏側の各種設定をする

ストアの裏側の各種設定をする

デザインや見た目などストアのフロント面についても重要ですが、決済や送料、配送元の設定なども忘れてはなりません。これらの設定はShopify管理画面の「設定」から編集することができます。

Shopifyでは「Shopifyペイメント」をはじめとした、さまざまな決済方法を設定できます。チェックアウト時にコンビニ決済や代引きなど、決済の種類が幅広く選べるとクレジットカードを持っていないユーザーの離脱も防ぐことができます。

地域ごとに送料が違う場合も忘れずに設定しておきましょう。特に、デフォルトで海外発送の費用も設定がされているので、国内販売のみを目的としている方は解除しておくようにしましょう。

ストア言語についても設定がこの画面で可能です。海外のユーザーに販売するのであれば、言語設定は必須と言えるでしょう。

ECストアになくてはならない「特定商取引法に関する表記」や「プライバシーポリシー」、「利用規約」などもこのページから追加・編集ができます。

ステップ⑥:有料プランを選択する

Shopifyストアをオープンするためには有料プランを選択する必要があります。Shopifyには次の基本的な3つのプランがあります。

タイトルが入ります。
  • ベーシックプラン:29ドル/月
  • スタンダードプラン:79ドル/月
  • プレミアムプラン:299ドル/月

    それぞれ、スタッフアカウント数やShopifyペイメントの決済手数料、ロケーション(配送元)の登録数に違いがあります。プランの変更はいつでも可能です。管理者が増える場合や、売上が上がり決済手数料の負担が大きくなってきたときには、プランを変更することをおすすめします。

    料金についてショップサーブやMakeShopと比較しても初期費用がかからない点や、月額費用が安いことが特徴です。また、Shopify Lite(ライト)(9ドル/月)というカート機能のみが使えるプランや、Shopify Plus(2,000ドル/月〜)という大規模ストア向けのプランもあります。

    Shopify(ショッピファイ)で制作したECサイトの事例

    Shopify(ショッピファイ)は2017年に日本に進出してきたため、当時は国内でのShopifyストア事例があまりありませんでした。しかし、最近では今まで使っていたプラットフォームからShopifyへの移行を検討する企業も増えてきています。

    Shopifyのストアを構築するのに、どのようなストアがあるのか参考として見ておきたいという方もいることでしょう。そこで、ここではさまざまな業界のストア構築事例を紹介していきます。

    事例①:ゴーゴーカレー

    事例①:ゴーゴーカレー

    出典元:ゴーゴーカレー

    株式会社ゴーゴーカレーグループが展開する、実店舗も有名なゴーゴーカレーの公式通販サイトも、実はShopifyで構築されています。国内の事例としてもよく挙げられる有名なストアの一つです。

    デザインが特徴的ですが、つくりとしてはシンプルで、気になる商品がすぐに購入できる仕様となっていることがわかります。

    事例②:KANAGU STORE

    事例②:KANAGU STORE

    出典元:KANAGU STORE

    アトムリビンテック株式会社が展開している、江戸指物の錺(かざり)金具をコンセプトととしたストアです。商品一つひとつにこだわりが感じられ、写真も綺麗で見栄えの良いストアです。

    事例③:A BATHING APE PIRATE STORE

    事例③:A BATHING APE PIRATE STORE

    出典元:A BATHING APE PIRATE STORE

    株式会社ノーウェアが運営する、猿のマークが有名なアパレルブランド「bape.com」のストアです。TOPページが商品一覧ページになっていることから、すでにブランド力のある商品の場合は、ユーザーにとって素早く購入のための導線を作ることが重要であるとわかります。

    事例④:ひとえうさぎ

    事例④:ひとえうさぎ

    出典元:ひとえうさぎ

    ハナサケ株式会社が運営する「ひとえうさぎ」のオンラインショップです。ゆるくてかわいいキャラクターのストアも、Shopifyで作られていることが意外と思われた方もいらっしゃるかもしれません。

     

    これら以外の事例を知りたい方は、こちらをチェックしてみてください。

    まとめ

    これまでShopify(ショッピファイ)でストアを構築するメリット、ストア構築前の準備や事例について紹介してきました。今回お伝えした内容をまとめておきましょう。

    ポイント
    • Shopifyは初心者でも低コストで始められ、シンプルで使いやすくメリットの多いECプラットフォーム
    • ストアを構築する前にはコンセプトや商品の決定など、しっかり準備をしてから本格的に構築すべき
    • 事例からもわかるように、デザインにこだわりながらもシンプルなストア構築がShopifyでは可能

    今後も国内でのShopifyストアは増えていくと予想できます。ECストアを構築したいけど迷っている、という方は今回の記事を参考にしてみてください。