Shopifyの在庫管理

Shopify(ショッピファイ)は初心者の方でも簡単にストアを構築できるプラットフォームの一つです。一方、オンライン上で商品を販売するにあたって、運営者は次の2点の流れを把握しておかなければなりません。

  • 商品の購入からチェックアウトまでのフロントエンド面
  • 在庫管理、送り状・納品書発行、発送などのバックエンド面

商品をフロントで販売できても、そこから迅速にユーザーに商品を発送できなければ顧客満足度は下がってしまためで、なるべく管理側でのトラブルは避けたいものです。そこで、今回は在庫周りの設定を中心に、Shopify上で管理できる2つの方法や、外部連携サービスなどについて詳しく紹介していきます。

Shopify(ショッピファイ)における在庫管理の方法

在庫管理

Shopify(ショッピファイ)において、在庫管理する方法は次の2つです。それぞれ解説していきましょう。

Shopifyでの在庫管理方法
  • Shopify上(管理画面上)で管理
  • 外部サービスを用いて在庫管理

    Shopify(ショッピファイ)上で管理する

    Shopify(ショッピファイ)上で管理する場合には、管理画面の「商品管理」で在庫を管理する方法です。

    Shopify上で管理

    画像のとおり、ユーザーの注文個数によって「在庫」の数が減っていき、0(ゼロ)になるまで販売を続けることができます。在庫が0になった時点で販売を停止し、仕入れを行い在庫が増えた場合に販売を再開することができます。

    一方で、設定によっては在庫がマイナスになっても販売を続けることができます(これは主にアプリを使わずに予約販売をする場合などに用いられる方法です)。

    発送は、自社倉庫(ロケーション)が自宅や1箇所の場合など、初心者の個人の方や小規模な企業にとって一番シンプルな方法としておすすめできます。

    また、発送時には商品と共に納品書も添付すべきですが、こちらは「Order Printer」という無料のアプリで納品書を出力することができます(テンプレートを登録すればピッキングリストのように使うことも可能です)。

    ロケーションの設定は管理画面「設定→ロケーション」から倉庫の場所を追加することができます。プランによって登録できるロケーションの数が違うので注意しましょう。

    プラン別のロケーション数
    • Shopify Lite:3まで
    • ベーシックプラン:4まで
    • スタンダード:5まで
    • プレミアム:8まで
    • Shopify Plus:20まで(20以上はShopifyに問い合わせ)

    外部サービスを用いて管理する

    Shopifyの在庫を管理する方法のもう一つに、「外部サービスとの連携」が挙げられます。こちらは日本の企業がリリースしているサービスが多く存在します。

    これらを利用すると、各プラットフォーム上で管理していた在庫が一つのサービス上で一元管理ができるので管理の手間も省けますし、人為的なミスも防ぐことができます。

    「複数のモールに出店しているがShopifyとも在庫連携させたい」「商品数が多く、手作業での在庫管理に限界を感じている」とお悩みの方や、Shopify以外にもECストアを構築・出店している中規模以上のストアを運営している方や企業におすすめの方法です。

    Shopify(ショッピファイ)と在庫連携可能な外部サービス

    外部サービスを利用してShopify(ショッピファイ)との在庫連携を行うには、それぞれ外部サービスにお問い合わせ、連携の申し込みをする必要があります。ここでは、Shopifyの在庫連携におすすめの外部サービスについて機能や特徴を詳しく紹介していきます。ストアの目的に合わせて連携するサービスを決めていきましょう。

    Shopifyと在庫連携可能な外部サービス
    • ネクストエンジン
    • ロジクラ
    • ロジレス
    • シッピーノ
    • オープンロジ

    ネクストエンジン

    ネクストエンジン(Hamee株式会社)は、複数店舗在庫の一元管理や業務の自動化ができる受注管理システムを展開しています。同社自身でもECストアを保有しているため、カスタマーサポートについても現場の目線からアドバイスできることも強みの一つです。

    利用方法としては、ネクストエンジンの公式ホームページ「30日間無料体験」からネクストエンジンIDを発行してもらいます。その後、配布されたサンプルデータとマニュアルを使いながら30日間は無料で使うことができます。

    利用料金は運営店舗数や商品数に関わらず、月の受注件数が400件までであれば月額利用料10,000円で利用することができます。401件以上の料金については次のとおりです。

    • 401件~:25円/件
    • 1,001件~:20円/件
    • 3,001件~:15円/件
    • 5,001件~:10円/件
    • 7,001件~:5円/件

    また、ネクストエンジン内で使えるアプリもあるため、必要に応じて機能を拡張することもできます。ネクストエンジンは在庫管理の手間をなくし、人的リソースや時間のコスト削減ができるので企業の大小関わらず、現状の在庫管理が上手くいっていない企業におすすめです。

    ロジクラ

    ロジクラ(株式会社ロジクラ)は、在庫管理はもちろん入荷から出荷までトータルで管理できるシステムを展開しています。Shopifyとの連携においては、ロジクラアプリを用いた追跡番号の追加や、APIを用いて注文情報や在庫情報を連携することができます。

    利用料金は1拠点、月に300出荷までであれば無料で利用できます。プランの細かな機能の説明は割愛しますが、次の3つのプランがあります。

    • スタータープラン:月額9,000円、月300出荷、1拠点まで
    • スタンダードプラン:月額25,000円、月1,000出荷、3拠点まで
    • WMSプラン:月額40,000円、月1,000出荷、3拠点まで

    ちなみに、この金額の他に、導入支援費用で100,000円がかかることには注意してください。そして、Shopifyとの連携はスタンダード以上のプランのみとなっています。Shopifyの連携には月額+10,000円が必要ですので、Shopify含む連携をロジクラでしたい場合には最低月35,000円の計算になります(また、追加料金を支払えば、先ほど紹介した「ネクストエンジン」との連携も可能です)。

    無料プランであれば個人の方でも月300出荷までは利用ができますので、小規模ストアを運営している方にとってはスタートのハードルが低いのおすすめです。

    ロジレス

    ロジレス(株式会社ロジレス)は在庫の自動管理はもちろん、導入も簡単であり複数の倉庫からの自動配送にも対応しています。また、ShopifyをはじめとしたSaaS型のカートシステムからAmazonや楽天といったモール型、さまざまな決済方法にも連携・対応しています。ロジレスも受注・在庫管理・出荷までをトータルで管理できます。

    利用料金は月額利用料10,000円に出荷件数が500件を超えた場合には1件あたり10円がかかります。月間出荷1,000件〜100万件といった大規模ストアを運営している企業にとって、コストパフォーマンスが優れているのでおすすめと言えるでしょう。

    シッピーノ

    シッピーノ(シッピーノ株式会社)には、次の4つの大きな特徴があります。

    • 300万件以上の出荷実績
    • 流通総額150億円以上
    • 出荷エラーは0.00006%
    • 1,000店舗以上の導入実績

    また、FBAをはじめとした国内800カ所以上の倉庫と提携しています。受注から出荷の一連のフローではどんな商品でも自動出荷ができます。受注から出荷依頼、在庫連携は24時間で稼働しているうえ、Yahoo!や楽天をはじめとしたモール型物流倉庫との連携も可能です。

    料金体系は、「ストアと物流の連携」の1連携で月額9,800円(2連携以上は月額4,800円)が基本料金です。また、保守費用として年15,000円、出荷件数(①)や商品SKU(②)に応じて以下の料金がかかる従量課金性も加わります。

    ①出荷件数に応じた料金

    〜30件 31件〜 301件〜 501件〜 1,001件〜 3,001件〜
    無料 30円 26円 21円 16円 10円

    ②商品SKUに応じた料金

     〜500件 501件〜1000件  1001件〜3000件 3001件〜
     無料 月額5,000円  月額10,000円 別途見積もり

    大規模ストアになるほど金額が加算されることがわかります。小規模ストアのであれば月額費用と保守費用で運用できるうえ、大規模ストアでも発送作業や処理が不要になるのが大きなメリットです。

    したがって、とにかくストアの在庫管理や発送作業を自動化したいと考える方にとっておすすめのサービスです。

    オープンロジ

    オープンロジ(株式会社オープンロジ)は、アカウント構築数8,000件、Yahoo!ショッピングBEST STORE AWARDS 2018にも選ばれている実績ある物流アウトソーシングサービスです。シンプルかつシステム調整も不要なうえ、使いたいときにすぐに利用開始ができるのが特徴です。

    ストアの売上や出荷数が多くなってきた場合にも柔軟に対応でき、海外配送にも対応しています。もちろんShopifyをはじめとしたさまざまなストアにAPIを用いた連携が可能です。

    料金は、倉庫利用料金と配送料金がかかります。60サイズ〜140サイズの大きさによって料金が細かく設定されています。詳しくはオープンロジ料金表を確認してみてください。

    また、サービス自体もバグの修正や追加機能について適宜アップデートされているので、オープンロジを使う方は公式サイトもこまめにチェックしましょう。すぐにサービスを利用し、固定費用もなるべくかけたくないと考えている方にとっておすすめのサービスです。

    まとめ

    Shopify(ショッピファイ)における在庫管理や外部物流サービスとの連携や種類についてまとめてきました。

    • Shopifyの在庫管理にはShopifyで行う方法と外部サービスとの連携の2種類
    • 外部サービスと在庫連携する場合には、ストアの規模や予算などによっておすすめのサービスは異なる

    Shopifyストアを構築し、最初は自分一人で管理をしていたが大変になってきたという場合は、今回紹介したサービスを内容をもとに、外部サービス連携を考えてみてはいかがでしょうか?

    Shopify Guide編集部は、メディア「Shopify Guide」の運営によってShopifyの最新情報やノウハウを常に蓄積してきています。ShopifyでECサイトの新規制作・リニューアル、Web広告などによるプロモーションをお考えの方は、こちらの問い合わせフォームからお気軽にお問い合わせください。